キラキラと波が光り、沈みかけた太陽が水平線を照らす。砂浜には長い影。足元の貝殻を拾って天を仰げば、頭上には星が輝き始めている。 波の音を背に街へ向かう。やがて一粒、二粒と雨が降り出した。街明かりに雨粒が光る。行きかう恋人たちは傘を広げて肩を寄せ合った。傘の下で手をつなぎ、頬に口づける。 来た道を振り向けば、遠くの海はまだ夕暮れの色を残していた。そちらにも雨雲が少しずつ近づいていく。勢いを増した雨が靴の中までしみてきた。 雨雲はやがて風を呼び、街はずれの森もざわめきだした。
さんたさんえ ばいおりんがほしいですありがとう ゆりより 読解するのも骨が折れる文字で書いてあるのは、昨日100均で買ったばかりの折り紙(黄色)の裏。べたりとセロハンテープで壁に貼ってある。サンタさんのふりをする私はそっとはがす。だが、どこに仕舞おう。プレゼントより小さい分隠しやすいが、保管期限が来ない物は隠した場所を忘れてしまう。これから先、三年くらいは隠し通さなければならないのだ。難題。 もう数週間前に、Amazonで発注しておいたプレゼントを包まなければならない
元々物書きなのですが、ここでは密かに書き綴った小説などを、ポツンポツン残していけたら、と思っています。 世界の誰かが気に入ってくれる物が一つでも残せたら、いいなぁ。 本業の締切が近づくと、こちらの更新が進みそうです。試験が近くなると、部屋の掃除が進むタイプ。 どうぞ宜しくお願いします。