ワイルドストーム(吹替)を観ました。

アマゾンプライムにて視聴。

あらすじ。
史上稀に見る規模のハリケーンの発生が危惧される中、古い紙幣を裁断処理してる施設に災害に乗じて武装集団が襲撃してくる話。
主人公は気象学者でドミネーターというストームチェイサーが使いそうな気象観測機器が満載かつやたらと剛性の高い車に乗っている。修理工の兄貴がサイクロンの通り道にある町に暮しており迎えに行くも、そのタイミングで上記の施設局員の美人のおねーさんが裁断用のシュレッダーの修理依頼にやって来た。
国の施設の仕事であり断ることをせず兄貴はそのおねーさんと施設に赴く。しかしおねーさんが離れてる間に前述の武装集団に施設が乗っ取られてしまっていた。おねーさんが一人で交戦するも武が悪い。異変を感じたい兄貴がおねーさんを逃すために捕まってしまう。
そこで主人公とおねーさんが合流して兄貴を助けに行くといった流れ。

以下感想。
ドミネーターが気象観測に使うにはやたらと強く戦車のようだと武装集団の誰かも言っていた。
息をつかせぬ展開で進んでいく密度の高い内容。時間軸としてはストーリー内で1日経ってないんじゃないかなという感じ。
主人公とおねーさんのデコボココンビ具合も見ていて楽しい。主人公が気が短いというか癇癪持ちというか、思い通りにならないとキレるのは弟らしさなのだろうか。
また仲が悪いとは言わないが特別いいわけでもない兄弟が事件を通じて和解していく展開もあり人間関係の変化も描いていた。
自陣も敵陣もキャラが立っていて名前はわからんけどああさっきのあいつね、と判別がすぐできたのがグッド。
ハリケーンの描写はド派手で、強風を利用し敵を撃退したりカーチェイスをしつつハリケーンからも逃げる、といった自然災害とクライムアクションの融合もある。なんとも欲張りな組み合わせだ。

個人的に登場人物よりも車両のドミネーターが一番好きになった。車自体に意思などないが荒天や襲撃にも負けず搭載した多数の機能で乗り切っていく様はやたらとカッコいい。
とにかく凄そうな機能満載でボンドカーとまではいかないがTAXIシリーズのプジョーにも引けを取らない。
機能を格納しているスペースはどうなっているんだとかその強度は高すぎるんじゃないかとか、そんなことはどうでもいい。無骨で戦闘するための車両でないのにめちゃくちゃ頑張ったドミネーターがこの映画の立役者かもしれない。

おわり。

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