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私の拒絶過敏性の話

自分は拒絶に対して子供の頃からものすごく過敏に反応してしまう性質だった。厄介なのが、一般的には拒絶とは言わないようなレベルの出来事でも拒絶だと心が受け取ってしまい、いちいち傷ついたような気持ちになってしまうのである。完璧主義由来なのかプライドが高いのか他の何か由来なのかは不明だが、とにかく過剰にショックを受けてしまう。

例を挙げる。私は学生時代美術部に入っていた。そこでは描いた絵を修正箇所があるか先生に見てもらっていたのだけど、毎回嫌に緊張していたし、いざ修正箇所を指摘されるとひっそりショックだった(もちろん表には出さなかった)。
断っておくと先生はとても穏やかな人で指摘の言い方も柔らかなものだったので、完全に私の受け取り方の問題である。自分ではもういいと、完成したと思っているけど、先生から見てそうではなくて修正箇所の指摘を受けると自分の中の何かが傷ついていた。
今にして思えば指摘を受けることで絵の完成度が増すと思えば悪くないと思えるのだけど、当時はかなり嫌だった。実は今も想像するとドキドキする。

また、雑誌のお便りコーナーにはがきを送ったけど掲載されなかったというだけで、その雑誌を目にするのも嫌になってしまったこともある。
選ばれなかった=拒絶されたと自分の中で強く結びついてしまっているようだった。そしてそれは恥であると、どこかで思っているのかもしれない。
今でも何かに応募して選ばれないととてもショックである。自分だけ仲間はずれにされたかのようなそんな感じ。

この拒絶への過敏性は私の生きづらさの最たるものかもしれない。何かに挑戦しようとしていたとして、興味や好奇心がぶっちぎっているときはえいっと飛び込めるのだけどそうではない場合二の足を踏みがちである。
大人になったらもっと強くなれるかと思っていたのだけど残念ながらそうでもなかったね……たぶんこの先もこうなのかな。この性質とずっと付き合っていかねばならないのだろうか。どうしたら私はいちいち傷つかずに強くなれるのか。

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