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ケーキのくずれと批判のずれから見る

はじめに

2023年12月27日。
あと2023年も5日となりました。
やり残したことがないようにしたいものです。

さて、本日も世間を賑わせている「高島屋ケーキ」について思うことを書きたいと思います。

横浜市のフランス料理店「レ・サンス」のオーナーシェフが監修し、高島屋が販売したケーキが崩れて届いたという問題です。

詳しく書いてるような記事があまり探せなかったので、ひとまずオーナーシェフに取材している内容があるYouTubeを貼っておきます。

過去5年間同じように監修して、今までは問題なかったことが今年になって、2900個注文が入ったうちの少なくとも500件以上、崩れて苦情があったということです。


簡単な整理

簡単にこちらの問題を整理すると、ステークホルダーとしては、

  • 高島屋(販売元

  • レ・サンス(監修)

  • 埼玉の工場(製造)

  • ヤマト運輸(配送)

  • 消費者

くらいなんかなと思います。
いろんな記事を見る中で「いちごの実りが悪くて入荷が遅れた結果、冷凍期間が例年より短かった」みたいなのが原因っぽく言われています。

例年は2週間くらい冷凍期間があるみたいなのですが、1日しか冷凍期間にあてられなくて、崩れた説が濃厚だそうです。

ですが、本日高島屋が会見を開いて調査した結果「原因の特定はできず、以降は調査しない」ということでした。
問題から3日で調査打ち切りは早い幕引きですね。


どこが悪い?

上記の感じだと、製造工場に問題がありそうな感じではありますね。
過去5年も同じ工場で製造を行っているみたいなので、監修と工場の連携は今までもあったと思うのですが、慣習にとっても寝耳に水でしょう。

で、崩れて高島屋に連絡したら返金の上、手渡しでちゃんとしたやつをお渡しする・・・とあり、これはなんか対応としては普通というか、むしろちゃんとしたやつは誰が作ったのと思ってしまいますが、VTRで高島屋に感謝ですみたいなこと言ってて、これもなんだかなと思いました。

もちろん高島屋に対して苦情が入るような感じではあるのですが、監修の方にもしっかりと苦情が入っただけでなく、無言電話や嫌がらせの電話が来る(みたいな演出かもしれませんが)ということがあるみたいで、おそらく当事者じゃないのに暇だなと思います。

どこぞの私人逮捕系YouTuberじゃないですが、歪んだジャーナリズム精神というか、自分の正義を押し付けるような感じの人が増えているんだろうなと思います。

いずれにしてもズレというか、工作員なのかもしれませんし、秘技論点ずらしなのかもしれませんが、「あなたになんの関係があるの?」と言わざるを得ません。
僕にはこの人たちの気持ちは分かりません。

このズレはワイドショーと言いますか、テレビやSNSの悪いところだなと感じます。


たぶん2024年問題とか

ちょっとずつ刷り込んでいくスタイルですと、おそらく2024年問題を机上に上げたいみたいなところがあると思います。
今回は別にヤマト運輸が槍玉に上がっているわけではないですが、うっすら2024年問題を出してきてますね。
物流業界の2024年問題についてはこちらをご覧ください。

2024年問題とは、働き方改革関連法によって2024年4月1日以降、自動車運転業務の年間時間外労働時間の上限が960時間に制限されることによって発生する問題の総称のことです。
これまでトラックドライバーの労働環境は、長時間労働の慢性化という課題を抱えていました。
若手不足と高齢化による労働力不足の中、EC市場の急成長による宅配便の取り扱い個数の増加により長時間労働が常態化していたのです。

かなり発達したEC市場ですが、配達員やドライバーに関してはDXが起きずに2024年の4月に突入しそうですね。

それが今後こんなことになりそうだと予想します。

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