めんどくさがりだけど、仕事は手抜きしない理由
先日、パンケーキを作ろうとしたんです。
本来ならお玉で生地をすくってフライパンに落とすところ、肝心のお玉は他の料理に使ったままで洗っていませんでした。
私は洗うのが面倒だったので、ボウルの注ぎ口から直接生地を流し込んだのです。
気づいたら生地がフライパンだけではなく、コンロやキッチン周りにまで落ちる始末。
掃除に追われる羽目になり、結局、お玉をさっと洗って使ったほうが早かったのかもしれません。
こういう「手を抜いたせいで逆に手間が増える」という経験、私の中ではあるあるです。
例えば、分けるのが面倒で洗濯機に大量に詰め込んだら、エラーになってびしょびしょの洗濯物を分けなくちゃになったり。
片付けようととりあえず見えないところに押し込んだら、後から必要なものが見つからなくて時間がかかったり。
手抜きの代償は意外に大きいのを分かっているのに、またやっちゃうんですよね。
でも、面白いことに、仕事になると手を抜きません。むしろ、手を抜けない性格ゆえに上司に「細かいね」「仕事を振ることを覚えようね」などと言われたこともあります。
自分ではめんどくさがりな性格だと思っているので、何度も言われてやっと普段と仕事では違う性格になるのだと気づきました。
ではなぜ仕事では「めんどくさがりや」ではなくなるのか?
考えたのはまず、仕事に対する責任感です。
日常のことは自分一人で完結するけれど、仕事は誰かに影響を与えますよね。そこで手を抜くと、最終的に大きな問題に発展する可能性があることを私は知っています。(前職ではいろいろあって始末書も書いていますので…)
また、仕事は習慣化されているというのもあるかもしれません。
仕事の流れは決まっていて、それに従って進めることが当たり前になっている。変に端折ると予定が狂う。だから手を抜かないことが、むしろ楽だと感じている部分もあるんだと思います。
あとはめんどくさがりやなので、とにかく早くラクに終わらせたい気持ちが大きいのは事実。
ただ、仕事になると手を抜くというよりは、自然と業務を効率化して無駄をなくす思考になるため、悪い部分としては出にくいのではと考えました。
最後に、仕事で結果を出すことで感じる達成感も理由のひとつだと思います。
手を抜かずにやり遂げたときの満足感は、ちょっとした苦労をすべて帳消しにしてくれる。だからこそ、手を抜くという選択肢が頭の中で自然と消えてしまうのかもしれません。
こうして分析してみると、日常生活では「めんどくさい」という感情が優先されがちな私も、仕事となると責任感や達成感という別の感情が優先されるのだと気づきました。
せっかくなら、この「仕事モード」のマインドセットを、日常生活にも適用できないものかと考える今日この頃。
でも、考えること自体が「めんどくさい」と感じてしまうので、やっぱり私は「めんどくさがりや」なんですよね。