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専業主婦の私が働くことを選んだ理由
はじめに
専業主婦としての日々は、家事や子育てに専念する一方で、「自分はこれで良いのだろうか?」と感じることがありました。
働くことで得られる自己肯定感は、専業主婦として感じる自己満足とはまた違うものです。だからこそ、私は「働く」ことで自分自身を再確認し、自分に自信を持ちたいと感じていました。
今回は私が働くことを選んだ理由と、それがもたらした変化について綴ってみたいと思います。
1. 社会とのつながりを取り戻す
社会とのつながりが少ないと、ふとした瞬間に「私って、誰かに必要とされているのだろうか?」と思うことがあります。
特にコロナ禍での妊娠と出産は孤独なものでした。家族以外と会うことはなく、誰とも話せない日々。専業主婦が家事や育児をしているところは誰も見てくれてはいません。直接褒められることはなく、社会的な評価を得ることもありませんでした。
その経験が、私に「働くことで社会と繋がりたい」と思わせた大きなきっかけです。
自分がどんな仕事をしているか知っている人がいる、それだけでも私が感じる孤独はなくなっていきます。さらに実際に仕事を始めると、誰かが私を必要とし、感謝してくれることの喜びを感じられる瞬間がたくさんありました。
今では「働く」ということが私の存在価値を再確認する大切な機会となっています。
2. 経済的な自立と自己投資
自分で稼いだお金を使って自己投資ができるというのも、私が働きたい理由の一つです。
家計管理は私が行っており、夫は小遣い制です。自由に使っていいよと言ってくれる夫ですが、自分で稼いでいないのに、自分のためにお金を使うのは心苦しいものがあります。家のローンや教育費の貯蓄もまだ始まったばかり。自由に使えるお金は限られていました。
けれども、働き始めて、これまでなかった収入が存在することで、学びたいことや挑戦したいことが出てきたときに、"罪悪感なく"自己投資ができるようになったのです。
もちろん高額なお金をポンと出すほどの余裕はありませんが、少しでも自由に使えるお金を持つことで、自己投資の可能性が広がりました。
3. 達成感と自信
自分の力でお金を稼ぐことは、専業主婦としての家事や育児とはまた違う達成感を与えてくれます。家事や育児は日常の中で当然のこととして受け入れられ、なかなか褒められる機会が少ない一方、働くことで得られる成果は、数字や報酬といった具体的な形で目に見えます。
この達成感は、専業主婦では得られなかったものであり、私の自己肯定感を高める重要な要素となりました。
4. 働く母としての姿を子供に見せたい
幼少期、私の母は父と離婚後、トラック運転手として働いていました。私の1番古い記憶は、保育園に大型トラックで送迎してくれている母の横顔です。
母は一度も仕事が辛いと言ったことはありません。むしろ楽しそうに働く姿をみてきた私は、仕事に対するネガティブなイメージを持つことなく、自分自身も当たり前のように仕事をするようになりました。
一方で専業主婦も経験したことで、家庭での姿を子供に見せることも意味があると私は感じました。今後は家庭と仕事のバランスをとりながら、子供にはいろんな生き方はあるということを伝えたいと思っています。
ちなみに3歳の息子はまだまだ甘えん坊なので、私がパソコンを開いていると「お仕事やめてー!」と閉じてしまったり、「今日は幼稚園行かないからママもお仕事休んでよ」などと言われてしまいますが、それでも私が仕事をしていることは理解しているんだなと感じます。
これから大きくなったとき、私の姿をみた子供が家庭も仕事も大切にしてくれることが、私の夢の1つとなっています。
5. 心の余裕と家族への影響
自分が充実していると、家族に対しても優しくできると感じられるようになったのはつい最近です。
息子、こんな時間にソファーで寝落ち。前までの私なら意地でも起こしてお風呂に入れたと思うけど、今は"まあいっか""1人時間ラッキー"の気持ち。子育てに対するこの余裕は専業主婦で時間があった時よりも仕事をしている今の方が感じるのは何故だろ?考えがまとまったらどこかでアウトプットしたいな✍️
— はるね|オンライン秘書×幼稚園ママ (@harunegau) September 19, 2024
それまでの子供は本当に寝ない子だったので、0歳~2歳くらいまでは常に寝不足。夜にしっかり寝てほしいから、日中のスケジュールを細かく組んで、その通りにいかないとイライラしたり。振り返ると、当時は心の余裕など一切なかったなと思います。
3歳あたりから夜泣きが落ち着き、幼稚園入園へ。
自分の時間ができ、心にも余裕が生まれるようになったので、自然と仕事探しへの意欲が高まりました。
求職活動中も久しぶりに社会とのつながりを実感し、自分が一歩踏み出している感覚がしていて、楽しかったのを覚えています。
その頃の息子は幼稚園への行き渋りMAXでしたが、私の心が充実していたのでイライラすることは少なくなっていました。
働くことで自分の時間と余裕がなくなるのでは?と思うこともありましたが、私にとってはむしろ働くことで自分に自信と充実感を与えることができます。その結果、心に余裕が持てるようになり、子供に優しくできるようになることを知りました。
6. キャリアの再開
実は前職を辞めるとき、心残りがありました。社内の業務改善を進めている真っ最中だったこと、主任として社員を見守りたかったこと、他にもやりたいことがあったのに、家庭のためにキャリアを諦めた自分がいました。
今はもう一度自分の力を試してみたいと思ってます。自分のスキルや経験を活かす場を再び得ることができたので、自分に自信をつけて、新たな場所でしっかり役割を果たしたいと思います。
まとめ
こうして振り返ると、私が働きたい理由は「自己肯定感を上げるため」という結論に至ります。働くことが、私自身にとってどれだけ重要な自己実現の手段であるかを再確認できました。
もちろん、仕事と家庭の両立には課題もありますが、それを乗り越えることでさらなる成長が待っていると信じています。
専業主婦として過ごした日々も、今の働く母としての日々も、どちらも私の人生の大切な一部です。この経験をもとに、自分らしい生き方を選択することをこれからも意識したいと思いました。
もし私と同じように専業主婦から働きたいと感じている人がいたら、ご自身にとってポジティブな変化が得られるということが少しでも伝わればいいなと思います。
また、同じく仕事と家庭を頑張っている方たちに、少しでも共感してもらえたら嬉しいです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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