すきま時間がくれるもの
何気ないぽっかり空いたすきまの時間。
みなさんはどう使いますか?
私は、子育てを始めて自分の時間が慢性的に少なくなってからは、
ついその隙間に何かを埋めて一つでも家事を済ませたい、メールを一通返したい、そんな風に躍起になってしまうことが多くて。
でも、最近それを見直し始めました。
「すきま時間」の使い方は、私の場合、特に心の余裕度とすごく反映しています。
「すきま時間」を埋めようとしているとき、
大概私は「ない」っていろいろなことに対して思っています。
「時間がない」
「手伝ってくれる人がいない」
「〇〇がない」・・・
そもそも、子育てをする前から性格的にせっかちだから、
すきま時間=意味のない時間と捉えがちでした。
でも、最近すきま時間こそ、
すごく豊かで貴重な時間だと思うようになりました。
何となく、ぽっかり空いた時間に、ふらっと子どもたちと
散歩に出かけたりして。
「あ、飛行機!」って空見上げたり、
野良猫ちゃんとお話ししたり、
「今日のおやつ、何食べよっか」
とか、ぶらぶら歩きながら話したり。
本当に何気ない時間。
そんな時間に子どもはぽろっと
「きょうね、ようちえんでね、〇〇ちゃんがね」とか
いろんなお話をこちらが詮索するわけでもなくしてくれる。
それがお金になるとか、社会的に生産性があるかと言われれば、
全然そんなことないです。
できればその間にもお風呂掃除したいとか思うときはあるけれど、
何か「しなくては!」とガチガチになっているものを
一つ手放して、毎日の生活の中に「すきま時間」を敢えて入れること。
それが心の中にもたらしてくれる、まぁるい、柔らかい空気。
すごく、すごくそれが大切な気がします。
急いでいると、主人とかにも
「で、何が言いたいの?」
「早く言ってよ」
なんて、イライラとつい口を突いて出てきそうになることもあるけど、
やっぱり会話って、要件だけを言葉でやり取りしているのではなくてそこにある空気とか、言葉の選び方とか、色んなものをやり取りしてる。
意外とそういう時にメロディーとかも湧いてくる。
なんだかとりとめのない話ですが。
そういう、どうでもいいように見えることって、
最近なんでもかんでも簡略化されていってしまう傾向にあるけど、
それって、自分の心をきゅーっと狭くしてしまうから、
今年はすきま時間バンザイでいこうと思います。
少しずつ日も長くなってきたし、
また夕食後のお散歩がもうすぐできそうだなー。
作品のストリーミング配信、ダウンロードはこちらからできます。
*ファーストアルバム『JOY』https://www.tunecore.co.jp/artist/harunayamaguchi
*マントラ小作品集『PRAY』
https://harunayamaguchi.bandcamp.com/album/pray
*『Christmas Carols 2018』
https://harunayamaguchi.bandcamp.com/…/christmas-carols-2018