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Weekly Journal (10/27-11/2)

大学の結果開示が伴って大きな方向転換が生じた週だった。無事に大学が決定したのが本当に安堵。よかった。
以下、今週の全容。


10月27日 武蔵野美術大学

武蔵野美術大学に初めて足を運んだ。リトルマーメイドを模したコンセプトや入り口の装飾がダイナミックだった。
特にInstagramで拝見している作家さんの作品を初めてリアルに見ることができて本当にわくわくした。ハンドメイドな感じが質量感と手触り感を醸し出していて、とても良かった。何かを作ること・表現することに一生懸命でそこに対して熱量を注ぐ人が集う美大という選択肢はやはり捨て難いとも再認識させられた日だった。

武蔵野美術大学 15号館

その後は、100BANCHで会期中のDESINART TOKYO の展示へ。アカバネクジラの在廊を行う。

その過程で考えたこと。知人が100BANCHを訪れていて、バイオ系統の議論を重ねている姿を見て、耳を傾けながら考えたこと。自分には本当にやりたいことを考えてアクションできるだけの胆力と行動がどれだけあるんだろうかと不安になった。大学受験の今は、考えていることを例え拙かったとしても、ひたすらにアウトプットを続ける他に方策はないし、時間的コストも実務面に向ける余裕がないのだからこれで良いのだけれど、その後、私はどうしたいのかじっくり考えなければならない。通信制高校に入って、やりたいことだけただ突き詰めてきたのが今であるが、大学入学前とその後は時間の有限性に目を向け本気で実装に力を傾けていきたい。<場所>の記憶を可視化するツールの制作とそれらを実現する場や環境の整備のために政策学的観点から模索するとか。問題のボトルネックを見つめ直さないといけない気もするが。ひたすらに進み続けながらそんな自分も許せる余裕を持てると良いと思う。

10月28日 感情逃避行

高校からの帰宅後、ずっと母と映画やドラマを見続けた。不安を拭うための時間潰しと感情逃避行。

10月29日 時間潰し

学校を午前中に切り上げて、アカバネクジラの声の撤収作業に行く。殆ど完了していて、あとはプロジェクターと机の備品を3階に片付けるだけだった。その後、映画を観に行こうと思って、ラストマイルのチケットを取った。爆発音に何度も驚かされる映画だった。最後のエンディングシーンは半ば意味不明で伏線回収が何故ここで行われるのか疑問符が湧いた。キャストやTBSのシリーズが横断されており鑑賞者によってコンテキストが存分に左右される作品だろうと推察する。私はその辺りのシリーズを追っていたわけでもなく鑑賞目的も時間潰しという名目下に置かれたものだったので正直そこまで楽しめたものではなかった。

10月30日 日常の最中で

今日は、NTTと東大と小布施町が行うミライ構想カレッジの説明を午前に受けて、午後から学校へ向かった。先生に位置付けられる人から、来年の地方留学は小布施町になると聞いて、今後は小布施町との接点が多くなりそうだなと感覚的に思った。
授業は教育学だった。学力というものは社会によって作られたものに過ぎず、私たちはそういう社会の尺度で選び取られた基準に大きく左右されているんだと実感した。その中で学力を測るのは暴力的か?という問いが出た。多くがそれは目的に依存すると回答が出た。具体的には、無意味に成績順位を開示して学力の立ち位置を明確にすることには暴力性が伴うが、一方成績の現在位置を知ることで向上心や学ぶ意義を見出して原動力にもなり得ると意見が挙がった。確かにそうだと思う。私は圧倒的に後者だったため暴力性が伴うなんて毛頭思ったことはなかったが、ある立場や状況次第では暴力に移ろう可能性もあるのかもしれない。よく前籍校の高校では学力ごとにクラス分けされていたがああいったことも、ある立場からすれば暴力性があると還元されるのだろうか。学習上の効率と時間の有意義な使い方から言えば真っ当な選抜であり、むしろ生徒に寄り添う方策だともみて取れる。どれほどの目的意識がその行為にかけられているかが重要なのだと思う。

10月31日 明日を、信じて、待つ。

朝、起きると動悸がした。夢の中で誰かに追いかけられて必死に施錠する瞬間に目が覚めた。あまり良い目覚め方ではなかった。久々に変な夢をみた。明日の結果開示に苛まれていることに圧倒的な原因があるからしょうがないと思いつつ、如何にして明日までこの情緒と向き合うかが問われてくるなと実感した。良い結果だといいが、結果に依存するのも面白くはない。もっと自由で在れるはずだが、窮屈だ。
恐らくだが、またLINEでは結果はどちらにしても〜とか、自分を信じて〜とかそういう文章でいっぱいになるんだろうと推定する。一次のときは、あまり信じていなかった。正直、難しいだろうなと思っていた。でも二次に進んで面接を終えた瞬間に確信した、自分を信じて大丈夫だと。不合格のシュミレーションがあまり捗らなくて自分に期待しているし大丈夫だと思う心持ちの方が今は根深いし、そう思うと動悸も収まるけど、そんなに大学受験は簡単なものではないことを知っているし、甘んじている自分がいるのではないかなと思ったりする。けれど、そう簡単なものでもなかったか。研究テーマ決めは大変だったし何度泣いたか正直覚えていないほど沢山泣いた。苦しんだなあと思う。

明日を、信じて、待つ。

11月1日 SFC合格

慶應義塾大学総合政策学部の結果発表だった。

結果、合格。

本当に安堵した。これまでやってきたこと、積み重ねてきたことが認めてもらえて、かつSFCでの学びにマッチしていたことを客観的指標で評価してもらえたことの喜びは計り知れなかった。大学進学に向けて、より一層の研鑽を積み、社会貢献していきたいと強く思った。

11月2日 反省

午前は大掃除をして、これまで撮り溜めていた資料や書籍を整理して過ごした。その後、家族揃ってご飯へ。

午後は、SHIMOKITA COLLEGEにてAO入試合格者の体験談(?)に関するイベントに登壇した。色々トラブルや至らない点があったが、問題なく開催できた。もっと紡げた言葉があっただろうし、もっと深掘りできた観点はあったはずだが、そこまで気が回らなかった。個人的には、自分のことに関して言えば反省が多い。昨日、決まってからドラマを見たりして少しばかり休息をとっていると良い言葉も構成も見当たらなくなる。備えが足りなかったと反省する。

そして、一番悩ましいのはこれから住む場所。SHIMOKITA COLLEGEでもいいけれど、もっと他の選択肢がないかを探している。2年間、下北沢から湘南台に通うのはどうかなあと思う。通学路や時間としては自宅から通うより存分に近くなるから良いのだけれど。悩ましい。

来週はこれから大学入学までに期間が空くがそれをどう有効活用するか存分に思考したいと思う。何かプロジェクトを立ち上げるか、形に残せるような、そう例えば卒業制作物のような何かも創作したい。
頑張ろう。


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