贈る言葉
『祖母は、子をあいするか
祖母は、母をあいするか
母は子をあいするか
母は祖母をあいするか
祖母をあいする子もいる
母をあいする子もいれば
いろんなときにかわる
あいはそのときにかわり』
この詩は
まだ小学3年生だった自分が
祖母の誕生日に贈った詩である
小学生らしく
思ったことを
ただただ綴っている
なんで母と祖母だけが登場するのか
なんでこの詩はこんな終わり方をするのか
想像すると面白いが
記憶が全くなく
答えはわからない
何はともあれ
祖母はこの詩を
アルバムとともに保存してくれていた
裏紙に書いた
幼稚な即席の詩である
あと1ヶ月で祖母の誕生日が来る
13年たった今
何を贈ろう