青のレクイエム。
Titleは元ちとせの曲名です。歌詞情報(うたまっぷ)
映画「初恋」の主題歌でもあります。収録アルバムは『ハナダイロ』。
映画も哀しい程の透明感を持つものでした。
彼女の歌を挙げろと言われれば、そのひとつに数えられるだろうと思う曲。
シマ唄(これが奄美での呼称だそうです)の節回しを抑えた、元ちとせの声の魅力が生きる一曲です。
体中で叫びを上げたい程の想い。それが激しければ激しい程、独り身を焦がす。その炎(ほむら)で人や自分を焼き尽くさぬ様に月が身を凍らせ、やがて月を隠す雲が雨を連れてくる。降る雨の雫、その蒼。雨が晴れた後の青空。それは、透明で美しく、その下に佇むのはひとりだけ。伸ばしても、掴むもののいない手。
拡大解釈(詞の意味を拡張しすぎる)で恐縮ですが、そんな情景を、私はこの曲の向こう側に見るのです。
ちなみに元ちとせ。こんな曲も歌っているんですよ。
♪コリアンドル ←歌詞情報うたまっぷ
(これならカラオケいけるかな?あるかどうか分からないけど)
コリアンドルを聴くといつも思うがあります。
“エジプトに行こうとして着いたのがマレーシア"。何があったの?
コリアンドルはコリアンダーの仏語。カレーを作る度に思い出して不思議に思うんです、現ちゃん。説明を求めたいです、ご本人に(コリアンドルは上田現さんの歌なのです)。
等、上田現さんを思うと様々な事柄が脳裡に浮かぶのですが、まずは湿り気ない文言を選んだつもり(になっていないかしら(汗)の今回。
今、『カッシーニ』(元ちとせ4枚目のアルバム)について記事を作成中です。何とか書き上げたいのですが、「カッシーニ」を取り上げるならば、「現ちゃん」に触れなくては、絶対。そして、上田現さんについて―レピッシュ(LÄ-PPISCH)等ミュージシャンとしての活動を知らず―元ちとせの名プロデューサーという側面でしか把握していないので...…纏められるか少々迷いがあるのです。
でも書き上げようと思います(上田現さんファンに申し訳ないと思いつつキーボードに向かっております)。元ちとせを「ワダヅミの木」から見つめてきた一人のファンとして、上田現を敬愛する者の末席として。
それでは、ここまでお読み頂きありがとうございました。
拙稿をお心のどこかに置いて頂ければ、これ以上の喜びはありません。ありがとうございます。