一秒の恋だけど【#1秒の恋同盟】参加記事
貼付記事以下、参ります。
長さに思いの軽重は計れない。囚われてしまったその瞬間、私は恋に落ち、魔法に掴まった。
あなたは、誰が見ても声を揃えて素敵だと言う人。理想を体現したような人。その瞳が私を見つめる度、その声が私の名を呼ぶ度に、この胸ははち切れんばかりの拍動をする。
Jump,JumpJump！
Hop,Step,Jump.
いっそはち切れてしまえば、私も月まで一直線に翔んでいけるのかしら。
「基本のコンセプトはできているんだ。後は詰めをすればいい。自分に自信を持って」
そう。はっきりしているのよ、私の想いは。あなたが大好きです、他の誰でもなく。ここは勇気を振り絞って、一気に—
「どうだ？明日までにプレゼンの資料、纏められるか？パワポの雛形使っていいから」
「えっと……あ、はい。告、じゃなくて、プレゼンですね。骨子はこれなんですけど、ちょっと見ていただけたら、心強いです」
何だかんだで、今日も今日とて仕事オンリー。そこから先には進めない。
「君の意欲は頼もしいよ。いつも助けられている」
「とんでもないです。これからもご指導ください」
先輩と後輩。
私が新入社員だった頃、あなたは私の指導担当だった。あれから5年、今も私を気に掛け、目に掛けてくれる。それは凄く嬉しい。
凄く嬉しくて、もどかしい。
このもどかしい距離を詰めるには、先輩後輩の世界から抜け出すには、地面から月へジャンプするほどの奇跡が必要なのかしら。
奇跡は、望み続けたならば、日常がそれへと彩りを変えていく。私に教えてくれたのは、あなただから。
今少し、高望みをしてもいいでしょう？
先輩とは二度と呼ばない、呼べないあなたへ、声にならないラブコールを送る。心をジャンプ、恋心をジャンプ。
私を月に連れていってくれるような、Hop,Step,Jump!!
一秒だけ時間をください。あなたに恋をする時間を。
今はまだ、それだけでいいから。
拙稿題名：一秒の恋だけど
総字数：774字
よろしくお願い申し上げます。
#1秒の恋
#1秒の恋同盟
#PJさん
#おはようよねさん
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