以呂波仁保部止《いろはにほへと》【毎週ショートショートnote】参加記事
#毎週ショートショートnote 「戦国時代の自動操縦」参加します。
「以上がお前の任務だ。貫徹せよ」
厳命が下った。特別の回線に飛び込んだ私の脳内パルスはAIと合一し、回路は一瞬で時代を遡った。
「それで、こやつはどう扱うのだ?」
「畏まりました。ご説明を。のぞき窓、ここを覗くとこの鉄馬が自分で走り出しまする」
「ふむ。奇天烈なものよ。よいわ、敵を屠れればそれでよい。やっとうだけでは乗り切れぬ我ら、こやつで目に物見せてくれよう」
髷を結った侍が私の意識が宿った自動操縦戦車を囲んでいる。戦国時代にオートパイロットは早かろうが、こちらも選択の余地がない。否応する体はもうない。
「こやつに名を付けねばな。以呂波号じゃ」
「ようございます。鉄の馬も喜びますでしょう」
名付けなど暢気な。これから私は戦国の地を走る。御見方の兵を踏み潰すこともあるのだぞ。
声にならぬ私の思念を受けて、オートパイロットのセンサーがチラチラと赤く三回点滅した。
拙稿題名:以呂波仁保部止
総字数:403字(原稿用紙1枚相当)
……在庫💦大変ですね…..東京には住んでいない地方民です、申し訳。たはらさんへ(そーっとそーっと謝ってみますσ(^_^;)。
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