見出し画像

スカボロー・フェア/Simon & Garfunkel

サイモン&ガーファンクルのスタンダードソングです。歌詞に幾つかのハーブ’(スパイス)の名が出てくる、どこか懐かしくて不思議な曲です。
 

この曲をはじめて聴いたのは、恐らく子供のころだと記憶しています。背伸びして聴いていたフォークソング。成人したころ、スカボローフェアが収められたLPを購入しました。

スカボローフェアについて、以下のサイト様が素晴らしい解説をしておられます。リンクを張りますのでご参考までに。

She once was a true love of mine

スカボローフェア 歌詞より


“彼女は私が心から愛した人でした”


そんな思い出が、誰しもあると思います。その愛が現在系な場合も、過去の思い出となっている場合も、それぞれの時の流れの中で。
私が『Parsley, sage, rosemary and thyme/パセリ・セージ・ローズマリー・アンド・タイム』を買ったのは、当時お付き合いしていた人と一緒に聴こうと思ったからです。狭いアパートの一室で、不釣り合いに嵩張るオーディオセット。そのレコードプレーヤーにLPをセットし、針を落とす。サイモン&ガーファンクルの繊細で美しいデュオが流れ出します。

 
「よくこんな古い曲を知ってるね」

その時に彼が言った言葉を、あれから随分と時を経た今でも覚えています。今思い返すと、彼も私も20代のはじめ。お互いに背伸びをしていたものだと思います(彼はスカボローフェアをよく知っている様子でしたから)。
 


あの時「愛した」人へ。
あなたの声は疾うに忘れてしまったけれど、名前と顔は今でも覚えていますよ。お互い歳を取った今、どこで何をしているのでしょう。きっと幸せな家庭を築いたことでしょう。
そして、最後にこう告げましょう。「私も今、幸せです」と。
 

あなたが、あなたとあなたが愛する人々が、今幸せであることを祈っています。


#創作大賞2024
#オールカテゴリ部門
#青春の思い出
#過ぎ去りし日々
#スカボローフェア
#サイモンとガーファンクル
#66日ライラン



高校生カップル風ですが。五彩の光降る夜空で、星の針を落として黒盤を聞く二人。MicrosoftCopilotによるAIアートです。

<©2024春永睦月 この文章は著作権によって守られています。AI画像はフリー素材ではありません。無断使用及び転載等はお断りいたします〉
(©2024 HarunagaMutsuki This text are protected by copyrigh.
AI images are not free materials, unauthorized use or reproduction is prohibited.)

いいなと思ったら応援しよう!

春永睦月
拙稿をお心のどこかに置いて頂ければ、これ以上の喜びはありません。ありがとうございます。