浮島の鍵を選ぶ【毎週ショートショートnote|お題【無人島生活福袋】参加記事
たらはさん、お題をありがとうございます。貼付記事以下、参ります。
綾錦の布袋、その入口から鮮やかな宝玉が顔を覗かせている。袋の中身、その全容は分からぬまま。
これは手掛かりになるのか、それとも惑わせるものなのか。
この街には、街の上、高い空中に街の天候を人工操作するための浮島が設けられている。私は来期、その担当に赴任せよとの辞令を受けた。
浮島と言えばロマンを感じるかもしれぬが、そこには私以外の人間はいない。後はオートメーション制御のマンモスコンピューター、その端末とそれに制御されるロボットが存在するだけだ。
無人島への島流し。
辞令を受け取ったとき、そんな言葉が頭をよぎった。
下界との行き来に若干の時間が掛かる浮島生活を過ごすための助けとして、ひとつの袋が支給されるのが慣わしだった。袋は幾つか存在していて、赴任者自身がそこからひとつを選ぶことができる。
大当たりの袋には「異動願」の白紙の用紙が同梱されている。その用紙を使い移動を希望すると、一年で地上に戻ってくることができる。
そんな噂を聞いた。
あくまでも噂。しかし真偽は分からない。
私は、これからの鍵を握る綾錦の袋をじっと見つめ、ひとつを指さした。
さて。
これは禍福、いずれが入っているのか。
今はまだ分からない。
拙稿題名:浮島の鍵を選ぶ
総字数:505字
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