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週間バーティカルノート手帳で日々を俯瞰(ふかん)してみる――書き仕事の日々22

書き仕事は、いつも一人。そばに誰もいない。

誰かいてくれたらなあ、
と、最初の頃は、かなり切なく思ってました。
大きな会社の活気あるオフィスで超あわただしく働いていた時代は、
誘惑に負けてだらだらなど、ほんの一瞬もできなかったし、
逆に、「一息入れよう」と声をかけてくれたり、ちょこちょこ相談したり、
愚痴をこぼせる人たちが、いつもそばにいてくれたよなあ。



いやいや「無い物ねだり」はしないよ。時間がもったいない。

とりあえず整えたのは、『週間バーティカル』タイプのノート手帳。

この、縦に時間軸がある『バーティカル』タイプが便利だってことは、
書き仕事を始める前から、よくわかってた。
新生児の育児記録に使っていたから。
おっぱいマークや、うんちマークや、zzzマークを、
縦の時間軸に書き込むだけで、新生児の一日の様子が、一目瞭然。

でも、2002年当時、バーティカルタイプのノート手帳なんて、
今みたいにあれこれ市販されてなかった。
(当時はバーティカルってことばさえ、知らなかった)
で、結局、分厚くて古風な感じのリングノートをさがしてきて、
時間軸の線をさささ~っと引いて、自作。

5,6年前からは、lihit lab.(リヒトラブ)のツイストリングノートで自作。
何が便利かって、リングノートだから、輪っかのところで二つ折りにできる。(机の上にひらきっぱなしにしても、面積をとらない)
なのに、中央のリングがパカッと開いて、バインダーみたいにページを差し込んだり抜いたりできる。

5ミリ方眼のページに、
あまりとがってない青鉛筆で、時間の線を縦横に引く。
どんな週になるかな~と思いながら、ゆっくり丁寧に。

で、とりあえずしたことを、時間軸の上に書き込んでいく。

書き仕事を一ページ書き進めるたびに、その時間のところに、今書いているページ数を書き込んで、仕事の進行状況を、視覚的に確かめる。
どのくらい働かなかったか、働けなかったか、一目瞭然。
「うん順調順調。よくがんばってるね」とか、
「どうした何してた」(←こっちが多い)

ただのタイムカードじゃあない。
このノート手帳をぱらぱらしながら、「ひとり作戦会議」をひらいたり、
仕事が思うように進まないときには、「ひとり反省会」もひらいて、
どちらの議事録も、時間軸の下や、右のフリースペースに書き残す。
フリースペースが足りなかったら、新しいページを差し込めるのがlihit lab.のいいところ。

フリースペースには、箇条書きのtodo(やらなければならないこと)も書いておく。やり終えたら、しゃーっと横線を引いて、消すのが快感。
他にも、映画やテレビの感想とか、いつかやってみたい「あこがれ」や、
心に残った名言とかも書きとめておき、読み返しては助けてもらう。

いつもそばに置いて、日中もちょこちょこ書き込むし、寝る前にも一言書いて、その日をまとめる。うん。今日もよくがんばったぞ私。よくやってる、と、自分をほめてあげるのを忘れずに。家族にも感謝。
そしてtodoを確認して、
明日はこんな日になりそう、こんな日にしよう、と、心の準備をしてから、
眠りにつく。

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2025年1月現在25記事(1記事平均1800文字程度)。書き仕事のヒント、執筆裏話などなど。

「こんなふうに二十数年書き仕事してきました」を、かっこつけずオープンに。何かが少しでもどなたかのヒントになってくれれば。昔読んでいただいた…

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