令和最初の朝。センチメンタルな私に、ご近所babyが教えてくれたこと。
令和最初の朝。
ゴミ置き場にプラゴミを置いて振り返ったら、赤ちゃんを抱っこしたご近所の若いママが、坂道をおりてやってくる。
それでなくてもかわいい赤ちゃんが、あまりにもニコニコしてるので、こっちまでうれしくなっちゃう。
「どうしたの?すっごくニコニコしてるよ?」
するとママはちょっと恥ずかしそうに、「わかるんですよ~私が今日仕事お休みだから、1日いっしょにいれるって」
そっか~とうなづいちゃう私。
「子どもって、ママがうれしそうだと、それだけで自然にうれしくなっちゃうんだよね」
ちょっとだけおしゃべりしてから「バイバイ」ってしたら、赤ちゃんも小さな手のひらをふわっと広げて、一生懸命「バイバイ」ってしてくれた。
ああ可愛い。
しばらくうつろだった私の心に、ふわっと春風が吹き込んできた。
というのも、私、平成最後の日の午後あたりから、落ち込む気持ちを立て直せないでいた。
だって、大好きな美智子さまに、もうテレビでお目にかかることもなくなると思うと、悲しくて。
(もう30年以上前にお声をかけていただいて以来の美智子さまのファン。そのいきさつは、また追々noteで書くかもしれません)
「ようこそ令和」だなんて、とても思えなくて、カウントダウンもせずに、夜の9時にはお布団かぶって寝ていました。zzz
そして翌朝目が覚めたら、世の中令和でした。
あ~あ平成が終わっちゃった。悲しくてしょうがない。
美智子様をテレビでみることも少なくなる。
まるで母親を失ってしまったような、センチメンタルな気分。
ところが。
そのままぼんやりテレビを見ていたら、不思議なほど心がからっと晴れてきた。
画面には、車で皇居に向かわれる雅子様の、晴れやかな笑顔。
見ているうちに、私までうれしくてたまらなくなった。どうして?どうしてこんなにうれしいんだろう私。
すると、今朝、自分が言ったセリフが、そのまんま聞こえてきた。
――子どもって、ママがうれしそうだと、それだけで自然にうれしくなっちゃうんだよね。
私の中で、雅子さまが、美智子さまのような「国母」になろうとしている。
うれしかったなあ。さなぎが蝶に変化(へんげ)するような、神々しいものさえ感じました。
雅子様の晴れやかな笑顔をもっともっと見たいと子どものように願った、令和最初の午後でありました。
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ありがとうございます。サポートして下さったあなたのおごりでゆっくりお茶を頂きながら、次は何を書くか楽しく悩みたいと思います😊