少女向け「ライト」ノベルとしては、やや「ヘビー」すぎる、そんな設定――書き仕事の日々18
やや体調を崩して、書いていたシリーズを続けるのに苦労していた2005年、
処女作『マリア』が、文庫をかえてまた出版されることになり、
あちらこちらを手直しするついでに、十数ページほどを書き足しました。
そして、結局ボツになってしまった『ゲルマーニア伝奇』の完結編を、
公式サイトに少しずつ公開することに。
2年と少しかけて、(できはともあれ)2009年になんとか完結。
たくさんの人に読んでいただき、本当にありがとうございました。
(その後さらに書き直し、書き足して、2020年にKindleから出版)
さてさて。これからどうしよう。
四人の子の母として、1年365日、地元をかけずり回っていた時代。
(でもこの頃出会った、いわゆる『ママ友』たちは私のかえがえのない宝)
「もう二度と書き仕事をすることはないかもしれないなあ」
と思いはじめていた一方、
庭や育児のことなどを気ままに書いたblogは、楽しく続いていました。
やはり書くのが楽しかったんだね。
そんなばたばたした日々を送っていた、2010年、ある秋の日の午後。
知らない編集さんから、いきなりメールを頂きました。
新しいライトノベルの文庫ができるので、
また何か、新作を書きませんかという、丁寧なお誘い。
ありがとうございます。サポートして下さったあなたのおごりでゆっくりお茶を頂きながら、次は何を書くか楽しく悩みたいと思います😊