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原風景を回収してきた
今日は父の病院の諸々でモロモロしに、
モ・ルエラニ(室蘭)におりました
午前中は父が病院で診察やらなんやらの
諸々をするということだったので、
せっかくだからと
私が生まれてから3年くらい住んだところを
ぶらついてきました
それっぽいことを書いているのはこの記事です↓
中央町のアークスの前からバスに乗り、
中央町のアーケード街を通って、
ゆらゆらと揺られていきました
住んでいた緑町付近に降り立つと、
潮と鉄鋼と石油が混じったような
懐かしい匂いがしました
![](https://assets.st-note.com/img/1731381798-8gk4Ee1mjqYBinluhO0pdcTS.jpg?width=1200)
緑町自体は山ですが、
この写真の手前の道路を歩いていくと、
割とすぐに岸壁があります
冬になるとつがいの白鳥さんが来て、
食パンの耳をあげにいったりしていましたね〜
ここから坂を登って、
旧常盤小学校を目指します
室蘭は坂の勾配がきついところが多く、
この旧常盤小学校に向かう坂も
なかなかきついのです
私の場合は日頃の運動不足がたたっているので、
余計にきつく感じました
(日々精進いたしましょう)
幼少の時はここを毎日のように
歩いていたような気がするのですが、
母は小さい私の手を引いて、
雪のない時期はベビーカーを押し、
雪のある時期は2つ歳下の弟をおんぶして
この坂を行き来していたのかと思うと、
当時20代だった母だとはいえ
頭が下がる思いです
それを想い起こしていると、
小さい私の手を繋いで
一緒に秋の童謡を歌って、
にこにこと笑顔でいる当時の母が
脳裏に浮かんできて、
いろいろと溢れてしまいそうになりました
が、いろいろと溢してしまっても、
その時間は戻ってこないし、
単に不審な人としか思われかねないので(笑)、
ぐっと堪えて坂を上ることに集中しました
坂を上りきったところにある旧常盤小学校は
何もかもが撤去されて、
敷地内にも入れないようになっていました
あとは上った坂を下って戻るだけです
坂を下る時の景色は、
私の原風景となっている景色です
![](https://assets.st-note.com/img/1731390795-6hG2O7RCdz4BxFSWENUcmJn3.jpg?width=1200)
この坂からの春夏秋冬を、
私はありありと思い出せるのです
決してそこで過ごした時間は長いものとは言えないのですが、
その時期の肌に当たる空気の寒暖や匂いが、
原風景の春夏秋冬とともに思い出せるのです
不思議ですよね〜
(蛇足ですが、私の最古の記憶は、ベビーベッドからくるくると回る赤いベッドメリーを見ていること。それがいくつのときなのかはわかりません)
坂を下ったら、
ちょうど病院方向に戻るバスが来たので、
それに乗って街の方に向かいました
街に到着して、
まだ時間を潰していても大丈夫そうだなと踏んだので、室蘭市民美術館に立ち寄ってみました
(この話はまた別口で書きます……多分)
美術館でとても有意義な時間を過ごし、
気がついたらお昼の時間を回っていたので、
お昼ごはんは私の大好きなお店のラーメンを食べました
![](https://assets.st-note.com/img/1731399376-zsIMN8vBTVr2iuAPRWcZL3l5.jpg?width=1200)
このなかよしのラーメンも
私の思い出の味のひとつです
美味しすぎて思わず完つゆしてしまう……
(腎臓大事に!)
そもそもの父の病院の諸々は、
当面の目処がついたので、
ひとまずはほっと一息ついて良さそうです
来月の検査結果次第ですが、
恐らく大丈夫じゃないかな
大丈夫だといいなって感じです
そんなこんなで、
今日はとてもいい一日を過ごせましたとさ
めでたしめでたし