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#60 過去

#短文雑記
色んな人の年末投稿を見てたらいつの間にか年が明けていた、そんな2020年のはじまり。
修論も終わりに近づき1年を振り返る間もなく大晦日も研究室に行って、論文1章分をざっと書き上げた。元旦も変わらず論文を進めに大学に行く。

だから年末年始の振り返り投稿はしないと思っていた。でも、友人の投稿で去年の年越しの瞬間を思い出した。仲間たちと同じ場所で同じ時間を過ごした幸せな年越しだったことを。

そのひとの言葉には不思議なパワーがあって、何か奮い立たされてしまう。今回もいつの間にか書き始めている。

過去は振り返らない

今思うと2019年は、ヨーロッパの1年が濃すぎて過去をよく振り返っていた。思い出に後ろ髪を引かれていた。

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年末に学部時代の、部活の友人と会う機会があったのだけど、その時みんなが懐かしそうに話している思い出を、自分はすっかり忘れていたり思い出せなかった。これは昔の友人と会うと度々起こることで、もちろん久しぶりに会う友人との時間は楽しいのだけど、なんだか過去の話ばかりすることに飽きている自分を外からぼーっと眺めている感じがしてしまう。
その度に、自分は前ばかり見て過去を振り返らない人間なんだ、と思っていた。(亥年で猪突猛進だって昔から言われていたことは置いておいて…)

ただ、2019年を後悔するわけでは無いけれど、やはり過去の話、2018年のことを話しすぎていたと少し反省した。私はこれまでの、過去をいい意味で振り返らず前を向いてずんずん進んでいく自分の方が好きだ。その方が生き生きしているということを、帰国後の9か月ではっきり自覚した。

前を向けば、手放さなければならないこともあるし、遠くなってしまう関係もある。

寂しく思うことももちろんある。けれど、あきらめて前に進む強さと、これから起こる想像できないことを楽しもうと思えるような前向きな気持ちで進んでいきたい。

たとえこの瞬間の思い出や今大切にしている人から離れてしまっても、それらを大切にしていたということは事実だし、その存在が相対的に小さくなってしまってたとしても、絶対値は変わらない。

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今年は新たにチャレンジしたいことを考えているんだけどそれはまたの機会に書くとして、まずは目の前の論文をしっかりやりきる。
過去は振り返らない。
当たり前かもしれないけど、地に足をつけて、意思を持って、前に進んでいく。


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