#46 なんてことない日常
先週までの二週間、ちょっと大変な日々だった。修論の分析方法に方向転換が必要なので色々検討するのと、フード・エシックスの入門書の要約、来年からの3年分の研究計画の作成…この三つを同時に進める必要があった。三つとも取り出す資料も頭の使い方も違うので、タイムマネジメントが大変だった。
それらを無事終わらせ、久々にnoteを開いた。この二週間でいくつかの気づきがあったのでメモしようと思う。こんなこと知ってるよって思われてしまう内容かもしれないけど、誰かが見つけた方法を真似してみたり、自分なりに工夫してこそ意味があると思ったから、"やってみた"という記録の意味も含めてメモ。
気づき①やる事を決めていれば動ける
普段はは7時くらいに起きて大学に行き、9時頃から作業し始め、19時くらいまで大学にいることが多かったが、この二週間は強迫観念なのか(?)7時に起きようと思うと6時半くらいに目が覚め、30分くらいで支度をして水を飲んですぐに家を出ていた。
家に帰ってもはかどるはずがないので、22時に帰宅できるくらいの時間まで大学にいた。
こんな生活あんまり良くないと思っていたけれど、家に帰れば寝るだけなので、行動に無駄がなくて迷いなく寝られてたおかげか、7時間は睡眠時間を確保できていた。何よりもお昼に眠気に襲われることもなく黙々とこなす自分にちょっと驚いた。
それに、毎日起きる・寝る時間を決めて、自分で事前に決めたスケジュールで過ごしていると、明日はどうしようか、次は何をしようかということに頭を使わずに済むので、多少忙しくてもそんなにストレスは溜まらずに済んだ。
気づき②自分で締切りをつくる
プレ締切りを設けることは、水野学さんの「いちばん大切なのに誰も教えてくれない段取りの教科書」を読んで以来、意識はしていた。
ただ締切りの設定の仕方が難しくて、うまくいかないことが多かった。要は自分の能力をちゃんと見積もれていなかった、ということなのだけど…、①に書いたように、事前にスケジュールを決めること(カレンダーにかなり具体的なタスクを3時間くらいの単位で区切って書いておく)をしたおかげで、自分がどこまでできたのかのフィードバックも得られて、無理なくこなせる分量がわかってきた。
つい先日、元Microsoftのプログラマー中島聡さんの「なぜ、あなたの仕事は終わらないのか スピードは最強の武器である」を読んだときに、書き方はだいぶ違ったと思うけれど、水野さんの本との共通点も沢山あった。
例えば、頭やスケジュールに余裕を作ることについて、水野さんは「脳内に『空白をつくる』ための段取りをしよう」と言っているし、中島さんは「スラック(余裕) 」を持つことの大切さを何度も書いている。集中して仕事を進めることについては、水野さんは「2時間こもります」と周りに宣言をし、中島さんは「完全に現実から去った仙人」のようになるそう。
周りから評価されるような、しかも自分も気持ちよく働いている人たちの時間の使い方には、職種も環境も違うのになぜか共通点があるみたいだから面白い。
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改めて、こうやって書きながら考えてみると、自分で多くの時間をコントロールしなければならないことの難しさと、コントロールできる(=自分で時間を決められる)状況であることのありがたみを同時に感じた二週間だったなと思う。
「今週もまた改善できそうなことを試してみよう!なんて考えてると、なんてことない日々もなかなか楽しいものだなあ」、と思う。これも多少のスラックを持ててるってことなのでしょうか…??