#61 次のステップ
2020の輪郭
研究室の同期、先生、学部時代の友人、その他いろいろなところで人に話したり、書いたりとアウトプットを重ねるうちに、ぼやっとしていた2020年に取り組みたいことの輪郭がはっきりしてきた。
1月3日、新年早々に学部時代の友達と会った。彼女は卒業後県庁で技術職として道路や橋関連の部署でもう3年も働いている。
1年半以上ぶりに会うので、以前何を話したかもすっかり忘れていたし、どんな話になるんだろうと思っていたんだけれど、どういう流れか市町村、都道府県、国がそれぞれどんな役割を担っているのか(土木インフラや都市計画、農村計画などで)ということについて話していた。
こういう話ができるかつ、自分と違う行政の視点で話せるのが面白い。
対象を知り、見極める
以前、研究の一環で農水省の日本型直接支払制度や多面的機能について調べたことがあったのだけど、その時は法律や制度の仕組みを詳しく理解していなかったことはあまり気に留めていなかった。
でも彼女と話していて、実際今の日本社会を動かしている制度や、制度を実際に運用している地方自治体の実態を知らずにいくら研究しても、社会に対して影響を与えるようなことはできないんだとつくづく思った。
すごく当たり前のことのようだけど、対象を知るということに対する意識が薄かったことに反省した。
研究するにも、仕事をするにも、起業するにも、何をするにも対象を知ること、その世界のコンテクストを読むことができなければ、コンテクストの一歩先には行けない。
本当に自分が取り組むべきことを見極めるためにも、対象に対して、そしてこの社会を動かしている仕組みをきちんと学ぶということをいい加減にしてはいけないと思った。
仲間づくり
今年チャレンジしたいことの一つとして、『「農業と環境問題」「農業景観」「農村振興」「農産物認証」などをキーワードに一緒に勉強・研究する仲間をつくる』ことが挙げられる。
研究対象やそれを取り巻く社会の仕組みなど基本的なことを勉強するにも、自分一人の視点では偏りもあるだろうし、人とのつながり作りに積極的に取り込んでいきたい。
あとは、多動力を発揮できる今だからこそ、現場(農村など)を見に日本の色々なところにも行ってみたい。
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今日の投稿内容とは関係ないけれど、最近読んでいる本。「しょぼい」と言ってるけれど、読んでみたら中身は全然ショボくなかった。