#54 "葉取らずりんご"がやけに美味しかった夜

前回の記事#53 先生の続きが大体できているのにまとまらない。書きたいと思った時に書いてすぐ投稿するのがいいらしい。そんなこんなしている間にも色んなことが脳内をめぐる。

#短文雑記

今日は土曜日だったけど、いつも通り大学へ。週末は平日バタバタしている分、まとまった時間が取れるチャンス。簡単なお弁当を作って家を出た。電車で、いつか紹介したアメリカ人シェフが書いた食と農業システムの本を読み終えて研究室に着いて早速研究開始。

今日は誰もいなかったので、静かな部屋で資料を読んでまとめていた。話しかけられたりもしないし雑音もないから、ストレスなく没頭して読んでいて、気づいたら14時近く。

お弁当を食べて、また続きの作業を進める。17時半には帰ろうなんて思っていたけど、ちょこちょこ休憩しつつ、暗いなぁと思ったら19時近くだった。こんなに集中していたのは久しぶりだった。それに、なんだか楽しかった。

・・・・・・

ここ数日、予定していた分析方法がうまくいかず、代わりの方法も見つからず、時間だけが過ぎていって焦っていた。前に進まなくて苦しくて、先生に相談したけれど、結局自分で方法を編み出すしかないよね、となった。

ただ相談したことで、やっぱり自分が勉強不足なことがうまくいかない原因の一つだと自覚。なので今日は、自分に急がば回れ!、と言い聞かせて、少し戻って資料を丁寧に読むことにした。そうしたらデータから予想していたことや、知りたかった情報が結構見つかった。

そして知れば知るほど農業も認証も面白い。知りたくて能動的に勉強してる時ってぐんぐん頭に入ってくる気がする。乾いた土に水が吸い込まれていくように。関係ないかも知れないけど、なんだか帰り際に食べた青森の"葉取らずりんご"も味が濃くて、果汁がしみるようで美味しかった。

最近自分でやりたくてやっている研究を素直に楽しめていなかったのがもったいないように感じた帰り道。でも気づけてよかった。今日の気持ちを忘れる前に明日も楽しくやろ〜。


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