#41 Take it easy!

#短文雑記

「嫌だからやめる。合わないからやめる。やるからには本気でやる。」

為末大さんのTwitterを、友人がインスタのストーリーでシェアしているのをたまたま目にした。
みんなこうしたいと思ってはいても、実行に移すとなると三つとも中々難しいのではないか。

三つ目の「やるからには本気でやる」もそうしたいけれど難しい。というのも、私は本気でやろうとするほど焦って空回りしがちだから。

・・・・・・

部活をやっていた頃の生活は、
5:15始発で大学に行き、
6:30朝練をして
9:00午前中の授業を受けて(よく遅刻&中央前列でほとんど寝てた)、
12:15お昼休みにまた部活に行って馬に餌をあげて、
13:20午後の授業を受けて(寝てない方が珍しい)、
16:30部活に戻り馬のケアして次の日の練習の準備して、
20:00家に帰る。

みたいな、書くだけでも目が回りそうなスケジュールだった。もともとその傾向はあったけど、「あれもこれもやらなきゃ、時間がない、忙しい」が加速して、すごくせわしなかった。振り返れば家族にも言葉遣いが悪いとか言われたし、ちょっとしたことでイラッとしたりしてたと思う。

部活を引退してからは、そうならないようにしようと思っていたけれど、M1のとき先輩に、「いつも忙しそうにしてるね」と言われてショックだった思い出がある。(あー、まだせかせかしてるように見えるのか、と。)

留学中、たぶん日本にいた時よりはのんびりでしていたと思う。のんびりできるくらい、精神的に余裕を持った人になりたかったし、近くにはそういう意味でお手本になる友人もいたから。

その友人のおかげで、「落ち着いてゆっくりやろう、なんでもかんでも手をつけるのはやめよう」と前よりも意識できるようになった。

帰ってきてからの生活は、カレンダーで比べたらM1の時と忙しさは同じくらいだったと思う。でも忙しさはそんなに感じなかった。ちゃんと自分のやることをコントロールして、無理なくストレスもないようにと意識して調整してたから。
意外と上手くやれてたと思う。

でも…

いつも研究を見てもらっている人に、論文の相談をしに行ったとき、研究そのものではなくて研究にとりかかる姿勢についてアドバイスをもらった。その時にこんなことを言われた。

あなたは動作が粗い。説明するときも、何か紙に書いて説明するときも、もっとゆっくり丁寧にした方がいい。焦っていても考えられない。思考はゆっくりじゃないと。

言われたことはあんまり直視したくないけど図星だったし、自分の良くないと自覚し、気にしていることを指摘されてなんとも言えない気持ちにだった。
だいぶがっくりしている私をみて、

「落ち着いて! Take it easy だよ。」

と言ってくれた。

余裕がなくなると、すぐに動作も思考も粗くなる。あ、焦ってると気づいては落ち着くの繰り返し。

もっとおおらかで余裕のある人でありたい。
色んな人も状況も受け入れられる心を持ちたい。

Take it easy だよ

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