本からのインプット【1/100】
noteでやりたいこと
「本を読んで感想を書く」
人によっては簡単過ぎるかもしれない
私にとっては「読むこと」と「書くこと」
どっちも苦手意識が強い
でも今年はnoteを書くことによって
・自分の気持ちを大切にすること
・自分の気持ちを言葉にすること
・自分の気持ちを誰かに届けること
と決めたから、重い腰を上げてみる
ということで、年間100本目指して頑張ります
1人だと頑張れないので
読んだ感想とか、オススメ本とか、ただの野次でも
絡んでくれると頑張れそうなのでお待ちしてます。笑
■記念すべき一冊目
他者と働く
「わかりあえなさ」から始める組織論
2019年からの読み残しだったけど
これを越える本に出会えるのだろうか?
と心配になるほど大好きになった本
組織の生々しい現実ー
ノウハウやスキルで
一方的に解決が出来ない問題、
向き合うのが難しい問題をいかに解くか。
その実践こそが
対話とナラティヴ・アプローチなのです。
どこの組織においても
同じような問題は溢れてるような気がするけど
介護の世界は
とても複雑で複数の課題が絡んでいるから
こういった考え方がより必要だと思う
正しい知識は山程溢れてるのに
なぜ実践できないのか
そんな問いから始まり、
科学的に「正しい答え」を出す研究はとても素晴らしく、感銘を受けるものもたくさんあります。
その一方で、自分の過去に経験した生々しい現実に置き換えたときには、「そういうのことじゃないんだ」というもどかしさをずっと感じてきました。
そしてあるとき、なぜもどかしいか、その帰結に突き当たりました。
それは、「知識として正しいことと実践の間に大きな隔たりがある」ということです。
読みながら思うのです
これって
介護現場では数々起こっている現象じゃない?
例えば…
目の前の高齢者のために
「こうした方が良いはずだ!」と
新人職員が提案すると、
ベテラン職員に「それは無理」と一喝される
誰の目から見てもその提案が対象の高齢者にとって
必要だとしても、それでも起こる
そしてその「それは無理」は
ほとんどの場合、論理的や合理的な答えを返しても
くつがえされない
むしろ距離がより遠くなるばかり
そんな悩みを私自身も経験してきたし
沢山の同じような悩みを耳にしてきた
本の中では、
そんな問題が以下の2つに分けて書かれている
「技術的問題」
既存の方法で解決できる問題
「適応課題」
既存の方法で一方的に解決できない複雑で困難な問題
-(中略)-
見えない問題、向き合うのが難しい問題、
技術で一方的に解決できない問題である
「適応課題」をいかに解くか、
それが、本書でお伝えする「対話」です
このまま進むと
本のネタバレを進めてしまいそうなので(笑)
方向性を変えよう
感想書くって難しい。
<私がこの本に惹かれた理由>
それは上記のようなあるある事例を
新人職員「推進派の人達」
ベテラン職員「変化を嫌う人達」
で二極化して話していないところ
ベテラン職員の「それは無理」
そのセリフにはその人なりの沢山の背景がある
新人職員の「こうした方が良いはずだ!」
そのセリフもその人なりの沢山の背景がある
どっちが正しいとか偉いとかじゃない
本当は同じ方向を向いてるはずなのに
対立してしまうなんて悲しい
そんなもどかしさを沢山経験してきた
それを理由に介護から離れてしまう人も沢山知った
でも、「わかりあえなさ」を認めるところから
全ては始まると信じてるから
ナラティヴ・アプローチの実践者で在りたい
もっともっと実践者を増やしたい
介護現場で「もやもやする」「現場を変えたい」
想いを持ってるけど上手くいかない
そんな人に、この本を届けたい
最後にお気に入りの一文
自身のナラティヴの偏りと向き合うこと
中立な人間は原理的に考えてもこの世界には存在しません。誰もがそれぞれのナラティヴを生きているという意味で偏った存在であり、それは自分もそうだということです。