誰かを応援できるという力
先日息子のクラスのミニ運動会がありました。
正直、行きたくありませんでした。
息子は情緒級で、教科によっては普通のクラスにも通級しています。
定型児の中で、その親達の見ている前で、息子がどんな行動を取るのか、、、。
こわくてたまりませんでした。
運動が苦手で、みんなが上手にできているのを見ると、自分はできない、やりたくないとフリーズしてしまい、そこから動き出せるかは分かりません。
そんな息子とそれに対応する自分に突き刺さる視線に耐えられる自信がありませんでした。
日頃から息子に言い続けてきた言葉がありました。
「みんなと同じ様にできなくてもいいんだよ。だけど一回チャレンジしてみなさい。」
そんな言葉をもう何年も言い続けてきました。それでもその言葉が届くことはなかった。聞いているか、理解しているのかも分かりませんでした。
それがその日、息子が自ら「上手にできなくても頑張るね。」と言ったのです。
そして自分の番を頑張っただけではありませんでした。
他の人の応援もしていたのです。
他の子や、親、私も普通にスタートやゴールから応援していたのですが、
息子は競技真っ最中の人の横に付き添って、前の見えない競技などでは指示も出していたのです。
そこまで他人を応援している我が子に驚きました。
なぜそんな行動をしたのかは分かりません。何かに影響を受けたのでしょうか。
そんな風に誰かを全力で応援する姿を見られた事は、とても、なんというか、語彙力がなさすぎてどういった感情になったか表現ができません。
とても素敵な姿でした。