大佛次郎とポール・ルヌアール
私の記事の中では抜群に多いビュー数(スキ数ではなく)を誇るポール・ルヌアール関連記事3点と言っても初回のみ1000を超えただけですが(笑)
その第四弾を書く機会がやっと訪れました。東博以外のもう一つの所蔵先である大佛次郎記念館での展覧会がやっと実現したのです。
横浜在住の友人に教えてもらうまでは、全然気が付かず会期も残り少なくなってからやっと行ってきました。
大佛次郎記念館、もっと宣伝しろよ!です。すいてて良かったけど・・・
先ずは行く前に腹ごしらえから。みなとみらい線馬車道駅から直結の
水信フルーツパーラーへ行ってみる。中学の時に横浜に引っ越してから結婚するまでいた勝手知ったるところと思っていたけど、こんなにお洒落なビルが建っていてお上りさん状態に。今回は久しぶりに夫とお出掛け。
老舗の果物屋さんが開いたパフェが売りの店みたいだけど、寄る年並には食べ切れずに断念する。左党の夫はもっと悲惨だけど、しぶしぶ付き合ってくれました。ここは予約なしでは入れないので要注意。
このビルの46階は無料展望室になっていて横浜港や箱根、丹沢の山並みまで見渡せて快適、超お薦めです!
お腹が満たされたところでスマホでタクシーを呼んで山手の記念館へ。この暑さで、フランス山を登る自信はない。
手入れの行き届いた港の見える丘公園の中にある瀟洒な美術館だけど閑古鳥が鳴いている。2Fの決して広くはない展示室に所狭しと40点が展示されていた。
今回の展覧会は「ちいさきものへのまなざし」という副題のごとく、子どもと動物にまつわる作品40点が出されていた。別に所蔵作品300点すべてをデジタルアーカイブで見られるようになっている。別に写真撮影禁止とは書いてなかったけど、どの程度画像を載せていいのかわからないので興味がある方はWEBでご覧ください。今回の展示作品から何点かご紹介すると
見出し写真は、『都会の子ども達(公園ほか)』「回転木馬に乗る少年と少女」1907 ドライポイント 27.80X22.70
大佛次郎がルヌアールの版画を収集した動機は不明とあるがドレフュス事件を扱った小説を書いているし、ルヌアールも裁判の様子を版画にしているので、その辺に接点があったのではないでしょうか?
今回は事件関連の作品の公開はなかったので、またいつか公開していただきたいと思います。展覧会は8月18日(日)迄です。
帰りは中華街で晩のおかずを買って、元町中華街駅から東横線で帰宅しました。夫も白酒を買って満足そうでした。 おわり