20歳からの”なんとなく養生”のススメ|#3 ふたりぐらしってね
わたしらふたりは食べるのが好き。本当によく食べるし、(今日あんまりたべれんかったねえ、といって1人11皿食べます、姉はマックス20皿くらい食べます。後で知りましたそれが多いことを)一緒にいれば食べ物の話題は頻出。
でも、脂っぽいものとか、塩辛いものに弱い。次の日ふたりで「今日あんまたべれんわ」と言っちょる。
この体質、最近もっと存在感を増してきた。
それもそのはず、いつも、家では割と味付け薄め、脂もん基本なし、な食事をしちょるから。それができるくらいにぶちみずみずしくて味がしっかりしちょる福岡ばあばの野菜が段ボールにどっさり入って届くからできることではあります。
このほうが毎日体が軽くてくるくる動けるねっていう経験則で、薄味油もんなしが定着したんです。そんで、んな食事に体が標準化していったんやと思います。
体にむきあっているうちに、気づけば20歳からの養生、なんとなく始まってました。知らんけど。
食事のフィット感の次は、気温や気圧の変化やら月の満ち欠けやらで変化する体の調子にも気づき始めた姉妹。先回り先回りで、自分のために、着こんだり、足あっためたり、ストレッチしたり、白湯のんだり、「今日は気圧低いから頭重くなるかも」とか「今日満月やから気が張るかも」と告知したりして、養生養生。
考えてみれば、人間も自然の一部なんやから、そういう変化にひっぱられて当然なわけで、それを頭に入れて対策するとかしたらした分いいはずで。
「自分の健康守るんは、自分しかできんのよ、はるちゃん」。
山口おばあの口癖です。もう5000回は聞きました。
これが私の体にしっくりくるな、こんとき自分の体悲鳴あげるな、これが分かれば、養生の始まりです。知らんけど。
文:姉