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【心の理論】ASDの僕らは、心が無いのだろうか?
心の理論仮説というものがあります。
心の理論(Theory of Mind)仮説とは、他者の心の中を推測する能力のことを指します。具体的には、「他人には自分とは異なる考え、感情、意図、信念がある」と理解し、それをもとに相手の行動を予測したり、自分の行動を調整する能力です。
自閉症者には、これがないとされています。ですが近年ではこの理論は見直されてきており、反対意見の論文も多く掲載されています。この理論が、自閉症者の差別を煽動している可能性があると。(カサンドラ症候群のように)
当事者の間でも、私たちは心がない訳ではないという主張が多くあがってきており、心の理論仮説は、冷蔵庫マザー仮説のように、忌まわしき化石の理論になる可能性が高いです。
今回は、自閉症者は心がないのだろうか?と言う記事を書いていきます。
僕の意見は
確かに自閉症者は、相手の心を観測しにくいのかもしれないが、心の理論仮説で自閉症を理解しようとするのは無理がある。と言うのが僕の意見です。
多分この心の理論の誤信念課題では社会性の障害を証明するのは不可能に近いと思います。
すごく自閉症を単純に理解しようとしているように感じるんですね。心の理論って。
コミュニケーションの不和が起こる要因は多重的であり、単純に自閉症者は相手の心が分からないと言ってしまうのは、やっぱり危険な感じはします。
心がない=優しくない、思いやりがない
と言いたい訳ではないですよ。間違えないでください。多分心の理論を唱えた人も、そんなことを言いたい訳ではなかったはずです。むしろこれを元に支援していこうという感じで唱えたと思います。
自閉症者を疑うよりも、心の理論を疑うべきです。
障害者の代償行動
全盲者が聴覚で人の心に触れるように、自閉症者も現状発達者と違う方法で相手の心に触れている可能性があります。
ぼくはまだそれを言語化出来ていません
ので、ちょっとチャットGPTを使ってみました。
全盲の人が聴覚や触覚を通じて周囲の情報を得るように、自閉症者も「定型発達者とは異なる方法」で相手の心に触れようとしている可能性があります。視覚的な手がかり(表情や身振りなど)が難しくても、例えば相手の声のトーン、話し方、言葉遣い、もしくは特定の行動のパターンを通じて相手の感情や意図を感じ取ろうとしているかもしれません。
これは「相手の心に触れる力がない」のではなく、「そのアプローチが異なる」だけということです。実際、自閉症者の中には、定型発達者が気づかないような繊細なパターンや情報を読み取る能力に長けている人もいます。
たとえば:
• 声の抑揚やテンポのわずかな変化に敏感で、相手の感情の揺らぎを察知する。
• 言葉そのものの意味だけでなく、使われ方や文脈から相手の意図を感じ取る。
• 一貫性や規則性のある行動パターンを観察して、相手の思考や気持ちを理解する。
いかがでしょう?言語化出来なくても、僕らは無意識にこういうことを行なっているかも知れません。
心に触れるアプローチが違うだけ。の可能性があります。
最後に
自閉症は相手の感情が読めないかも知れない。
でもそれは障害によって触れられていないだけで、何か違う手段や代替法を使えば、相手の想いに触れることだって出来るかも知れません。
メガネが出来た時代に、近視だった人の世界が鮮明になったように。
現時点では触れるのは難しい。何かサポートツールがあればどうなるだろうか?
こんな感じです。あなたはどう考えますか?
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