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『アフリカ』vol.33(2022年2月号)の予告編②
むしろ言葉はあり過ぎるのかもしれない。抱えきれないくらいに。(田島凪)
『アフリカ』最新号、vol.33(2022年2月号)、いよいよ今週発売します。曰く「日常を旅する雑誌」、この2022年に、まさか、まだ『アフリカ』をやっているとは! 16年前の自分が知ったら驚くだろうな…というのもいつもの話でございます。
『アフリカ』は基本的に特集なし、今回のテーマなし、書く人が好き勝手に書いているのですが、その割には不思議なシンクロニシティが起きてる…? 偶然の魔法、と言いたいところですけど、編集の妙、と言ってほしいような気もします。
ただし今回は、「なぜ書くか/なにを書くか」という問いかけに応えて書かれた4篇もあり、読みながら語り合いたくなるような内容です。編集人(私)にとっては、『アフリカ』現在の到達点を暗に示すような4篇ではないかと自負してもいて。ぜひご一読いただきたい。
エッセイ集『それでもやっぱりドロンゲーム』が好評の犬飼愛生さんは詩「美しいフォーク」と、エッセイの新連載「相当なアソート」の第1回「応募癖」を寄せてくれました。タイトルからもうちょっと可笑しい?
『珈琲焙煎舎の本』からは、その本のアウトテイクを4ページ蔵出し掲載。「ニカラグアの珈琲農園」の思い出。写真もいろいろ。
小説(らしい小説)は、すっかりお馴染みになったUNIさんの「さらわれていた朝」。早朝、散歩に出た「わたし」は何者かに「さらわれて」しまいます。日常の裂け目を、何者かがスッと走ってゆく? 快作です。
他、今回も、エッセイ、小説、詩、日記、雑記、インタビュー、座談会、写真、イラスト、その他、盛り沢山。例によって遊び心も満載でお届けします。'22年2月22日発売。つまり今週です。
(基本的にはウェブショップで買ってもらうしかないんですけど、そうして初めてこの価格が実現できているとも言えます。初めての方もぜひお気軽に。)
詳しいご紹介はまた近々、させてもらおうと思っています。どうぞよろしく!
(つづく)
ついでに他の本もチラッとご覧いただいて、気になるのがあればご一緒にいかが?
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アフリカキカクの本としては、2018年に1冊、2019年に1冊、2020年に3冊、2021年に4冊、それに続く『アフリカ』vol.33です。『るるるるん』vol.3も引き続き販売中ですよ〜。