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「書く気がしない!」という素材
言葉は目に見えないもの、その場には欠けているもの、望まれているもの、あるいは恐れられているものに、目に見えぬ足跡を結ぶものなのです、まるで虚空に渡された僥倖の危うい橋というように。(イタロ・カルヴィーノ)
今日は疲れていて何も書く気がしません。そういうときは、書かなければいいだけなんですけど、そもそも、どうしてここに毎日書くことになったの? といえば、私の新刊があるので、その宣伝のためでした(この内容のどこが? という気もしますけど、気にしない気にしない、続けよう)
書く気がしないと言いながら、書く気がしないということを書いてますね。これが、きっと、「書く」ということなんでしょう。書く気がしない!
その私の新刊の、p80で、カルヴィーノの『アメリカ講義』への言及がありますけど、そこで、たとえばどんなことを言っているのか、というと、こんなことです。というのを今日の冒頭に引きました。
私は、小説とは何を意識するか、どんな問いを抱き続けるか、ということなんじゃないかと思っているのですけど、カルヴィーノは何十年も前から私に応答してくれています。
(つづく)
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