あなたはなぜ投票にゆくのですか？　あるいは、ゆかないのですか？

2021年10月27日 23:07

衆院選の投票日が近づいているが、今回は誰に、どこに、投票するか決めきれずにいた。が、「誰に」にかんしては今日、決めた。それは「よりマシな地獄を選択」する投票をすればよいのだ、ということばに出会い、背中を押された結果だ。

国政選挙は、難しい。

先日、某所で自民党の政策パンフレットを見たが、ぼんやりとしたキャッチフレーズの羅列で具体的な例やデータの記述は皆無（少ないのではなくてゼロ！）。しかしそういうことは自民党に限らないかもしれない。国政選挙ではそういうボンヤリしたものの中から選ばなければならない。

それに比べたら先日の（横浜の）市長選などはわかりやすかったと思っているが、しかしそこにも国政選挙の論理を持ち込む人たち（と政党）が大きくしゃしゃり出てきており、難しくなさそうなものまで難しくして終わった。そのことにかんしては怒ってるというより、呆れている。

自分としては、会う人たちに「投票にはぜひゆこうね」と話すくらいで、あとは自分が投票にゆくというだけの選挙だ。

投票率を上げよう！　という運動（？）にも、嫌だとは思わないものの、まあそんなに能天気ではいられないよという感想を抱いてしまう。全国の投票率を1%上げるためには、投票に行く気のない人の何人が行けばよいかすぐに答えられます？（何を隠そう私はいま答えられない）

ぼくは若い頃から、選挙のたびに投票には行っていたし、いまでも欠かさずにゆく。

しかしそれは政治に強い関心があるからではないと思っている。

「関心がある」と言うには、よくわかっていないことも多いし、ウンザリするような話ばかりたくさん聞かされているし、日本の政治（というより社会）に対しては絶望していると言いたいくらいなのだ。