![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/46868012/rectangle_large_type_2_07d76ca2b45e5b8ebe665af484f4cdaa.png?width=1200)
わたしのこころとアロマテラピーのはなし
「趣味ってあるんですか?」と聞かれるとたいてい「音楽聞いたり映画観たり。コーヒー好きだけど飲み物全般好きだからお茶とかもいろいろ飲んでますよー」と言う。なぜか【アロマが趣味】とでてこない。
趣味とかそういうのを超えてもはや生活の一部になっているアロマを始めたきっかけと学び、がんばらないことを許せるようになったわたしの暮らしのはなし。
ちいさなことがちりつもになって生きるのがしんどくなった。
ひとつひとつのほころびを縫いあわせる方法を知った。
20歳のころPMDDになった。
PMDDとは…
【月経前不快気分障害】
月経前症候群(PMS)の症状のうち、ココロの症状が特に悪化して日常生活に支障をきたすような症状を月経前不快気分障害(PMDD)といいます。うつ、気力の減退をベースに、絶望感にとらわれたり、涙がとまらなくなったりする人も。反対に、イライラしたり、怒りっぽくなったり、攻撃的になったりする人もいて、感情のコントロールが難しくなります。感情の爆発を周囲にぶつけると、人間関係や社会活動にも支障をきたすことにもなります。
(引用:生理のミカタ https://www.seirino-mikata.jp/ja/disorder_mens/pms)
その当時の仕事が自分に合わないストレス…なじめない…なんだかうまくいかない人間関係。
ちょっと肌寒い秋の日に突然、生きたくなくなった。
仕事にも行けない。涙がどんどん出るし。あ、過呼吸を経験したのもこの時だな。ちょうど借りていたレンタルDVDが座頭市で「返り血がなんて美しいんだろう」と思った。
本当に死にたいときってドラマのように「死にたい…死にたい…死にたい…」じゃあなくって、「どうやって死のう…痛いのはやだな。あと腐ったりするのも嫌だしな…」とか具体的な死に方を考えて、向こう側の世界を自分自身でぐっと引き寄せる。
なんだかおかしいことつらいことをmixiに書いてみると、メンタルクリニック経験者がけっこうまわりにいて。病院に行くことや薬を飲むことも一つの手段だよって教えてもらい、病院に行くことでそのときは何とかした。
仕事もやめて毎日何もせずに過ごしていた。
仕事を辞めたことでストレスはほぼ無くなったからずっと泣いたりとかはなくなった。
でも、元通りにはならなかった。
骨折と同じようにつながってはいるんだけど、なんだか違和感がある感じ。
治ってはいるんだけど【病む前の自分】とは別のものだった。
20歳にしてこんなことになっちゃって…いろいろ大変だったけど、
あ、ここで無茶したら心がしんどくなるな…とか、バイオリズムや限界を知ることはできた。
でも、一度ダマダマになってしまったものをほどいたり、開いてしまった穴をふさぐ術はわからなかった…
それから悪くなることはなかったけど、
夢を見ることが多かった。
飛行機が墜落したり事故が起こる夢…昔から眠るのもそんなに得意じゃなかったので寝るのが憂鬱だった。
そんなさなかに出会ったのがアロマの先生。連絡は取らなくなっちゃったしもう会えないんだけど今も大好き。
アロマオイルの棚の前で悩みとかどうなりたいのかを聞いてくれて、
ひとつひとつ香りを試していく中でいちばんスッとなじむものがあった。
”クラリセージ”
なんだか聞き慣れない名前のオイル。
クラリセージを枕に垂らして寝ると熟睡できた。
使い始めた当時はオイルの効能もよく理解していなかったので朝使っちゃうと頭がぼんやりして『瞳孔開いてるよ!!だいじょうぶ!?』って心配されたりしたけど心は軽くなった。
10個年上のいとこが看護師で(わたしにとって追いつくことができないあこがれの存在)すでにアロマの勉強をしていたこともあり、あれよあれよとわたしもスクールへ。
スクールでは芳香浴(においをかぐ)だけでなく経皮吸収で体内に取り入れる方法、マッサージも習ったし、
嗅覚の仕組みなど簡単な解剖生理学、リラックスとリフレッシュの違い、生活にアロマを取り入れる方法をたくさん学んだ。
オイルの効果を感じるのが人より早い体質だったのでほんとーにわかりやすかったし、たのしかった。ほんとにたのしかった。
アロマ検定も受験したし、その当時購入したオイルケースは今も宝物。MUJIのディフューザーも10年以上使い続けて趣味とかたしなみの次元を超えた【くらしの一部】になった。
昔より生きやすくなった。
生きやすくなったからと言って病まなくなったかというと、そんなことはなくって
何年かに一度”闇落ち”することはある。
でもちょっと落ち着いて振り返ると、忙しかったり自分をいたわれなかったりと心に余裕がなくてアロマまで手が伸びずに”こころをフラットにする”行為を疎かにしていたり。
あとの祭りかもしれないけど「あ、わたし停滞してるな」って気が付くことはできる。一晩で小さなほころびはなんとか埋められるようになった。
うまくいかないときほど視野が狭くなって
気持ちを抜く行為を忘れがちだから
こころをうまくコントロールしてくらしていきたいね。
2020年 新型コロナウイルスの影響で世の中が殺伐としていた。
〈普通じゃない〉状態が続く中でみんなのこころが荒れてるな…と思うこともたくさんあった。
そんな人々の気持ちに触ってしまって、私のこころも落ちた。
世の中と距離を置きたいと心の底から思ったし、日常の大体のことが嫌いになった。自分の置かれている現状、好きになれない職場…。
知らず知らずのうちに生きづらくなってしんどくなった。
やっぱりコントロールがうまくいってなかった。
これを読んで「あ。今のわたし停滞してるんじゃないかな」っていう人、
なんだかしんどいな。と感じたり、
今後そういうことに気が付いたときがきたら、何でもいいからフルーツのにおい(できれば柑橘)を力いっぱいかいでみてほしい。
それだけでちょっとは楽になるから。
これを読んでちょっとでも救われる人がいるといいな。
自分のもろさに気が付けた20歳
「がんばりすぎる」じぶんとうまくつきあうようになった20代後半
あえて「がんばらない」という選択肢をもった今。34歳
香りなんて好きならそれでいいと思っていたけど、欲しているものを理解して紐解いていくとそれが今の自分に”ひつようなもの”だったとわかるし、
それが満たされたときは距離を置きたくなるのはしぜんなこと。
ちなみに最初に出会ったクラリセージの香りは
クラリセージの効果効能
・心への効能
心を強壮するとともにリラックスさせる効果があります。優柔不断や混乱、不安といった感情を和らげ、心を安定させ明晰さを回復してくれます。人生の目的にきちんと直面でき、インスピレーションが得られるようになります。
・体への効能
多岐にわたり、アロマセラピーでは重要な精油のひとつです。まず、特徴的なのは、女性特有の不調によく効くことです。月経痛やPMS、分娩時の痛みや不安の緩和にもいいと言われています。また、クラリセージは調整し、鎮痙し、鎮痛する作用があります。筋肉痛、痙攣、頭痛、偏頭痛といった症状に効果的です。呼吸器系にも働きかけます。去痰や抗感染、抗カタル作用に優れるので、咳やのどの感染症、気管支炎にいいです。
(引用:https://www.timeless-edition.com/archives/1431)
ね!すごいでしょ!
みんなが緊張している非常時の今だからこそ、
うまく肩の力を抜いて心地よくくらしていきたいですね。
はるみそ。