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電子ピアノの色んな音色で一人セッションしてみた(ローランドLX705)

この記事では、普段あまり使うことのない電子ピアノの様々な音色(ドラム・ベース・リコーダー・etc…)を使って、ゆかてふ様作曲の『新幹線でひたすら席蹴られるリンちゃん』を一人で演奏したことについてお話します。せっかく色んな音色が楽しめる電子ピアノをもっともっと使い倒したい人、ぜひご覧になってください!


自己紹介

ゲームとピアノをこよなく愛する、陽未音ななみと申します。「はるみね」と読みます。大好きなゲームの一つであるスプラトゥーンの配信をすることが多いですが、特技であるピアノの弾いてみた動画の投稿も行っています。まだまだ未熟者ですが、もっと素敵な演奏ができるよう日々尽力しております。

電子ピアノって色んな音色が収録されてるけど、使わなくない?

私は使ったことがほとんどありませんでした。
かつてヤマハの5万円くらいの電子ピアノを、最近までカシオのPX-S1000を使っており、それらもいくつかの音色を選択することができましたが、基本的にグランドピアノの音しか使用しませんでした。あったとしても、たまにE.ピアノ(エレクトリック・ピアノ)の音色に変えて演奏してみる、くらい。

そして最近、ローランドのLX705という電子ピアノを買いました。こちら少しお高めの電子ピアノとなっていまして、これまたトンデモない数の音色が選択できます。(LX705の詳細が気になる方はこちらの記事をご参照ください。)

ドラムやベース、ギターなどの音源が豊富に用意されていますので、おそらく作曲をする方は重宝するものなのではないかと思います。ただ自分は今のところ作曲はしていないので、「宝の持ち腐れ」のように感じてしまいます。

めちゃくちゃある!LX705の音色一覧(一部抜粋)

「宝の持ち腐れ」とは少々大げさに感じると思いますが、なんとLX705には合計で309個もの音色が収録されているんですよ。めちゃくちゃ多くないですか?ちなみにピアノ・E.ピアノの音色は除いて309個あります。これを使わないなんて勿体ない!(諸説あり)

というわけで、あるものを使い倒すべく、取扱説明書の音色一覧を眺めます。まず、オルガンやアコーディオンのような鍵盤を使う楽器はあります。またギターやベース、ドラムのようなバンドの構成に使われる楽器もあります。さらに、トランペット・ホルン・トロンボーン・ヴァイオリン・フルート・クラリネット…もはやオーケストラできます。この世の全楽器の音色が含まれていると言っても過言ではありません。(過言です。)
そして、波・雨・雷・風・せせらぎ・鳥の声・サイレン・笑い声・爆発音のような効果音に近い音源まで入っています。いつ使うのかはさっぱりわかりません。

あのボカロ曲を一人で弾けるのでは?

ベース・ドラム・リコーダー・ピアノ…これを見て私はあることに気づきます。『新幹線でひたすら席蹴られるリンちゃん』弾けるんじゃね…?

そうとなったら早速耳コピして弾いてみよう!善は急げ!思い立ったが吉日!一寸の光陰軽んずべからず!とりあえずYouTubeショートにできる60秒以内に含まれる楽器を洗い出します。

まず、蹴りのドラム音はシンセドラム、モノサシベースはフィンガーベースリコーダーとピアノはドンピシャの音源があるからそれで…と、ここまでは順調。ただ、これ以外に手強い音があることに気がつきます。それが以下の3つ。

  • テトリス(カコカコ鳴ってるやつ)

  • 車掌のボイパ

  • フラッシュモブの足と手

この子達については何とかそれっぽい音源を探しました。
まずテトリスはカスタネットで代用。良い感じに鍵盤を叩くとそれっぽく聞こえる。
次にボイパ。これはE.パーカッションで代用。ただ細かい部分は真似できなそうなので、ボイパの目立つ部分だけ弾くことにする。
そしてフラッシュモブの足。これには大太鼓の音を採用した。

最後にフラッシュモブの手拍子。拍手はあるけど手を叩いているような音が無い。。。音色を切り替えるためのつまみを回し、音色を切り替えながら鍵盤を叩いて音を聞く。聞けども聞けどもそれっぽい音が見つからず。諦めかけたその時、ちょっと近い音が聞こえる!操作パネルに表示されていたその音色は、「ドア」

「ドア」って…楽器じゃねぇ…。でも音的には一番近い…。
ということで、フラッシュモブの手拍子にはドアを採用。聞こえりゃいいんだ、それっぽく。

実際に収録してみた!

早速収録します!ちなみに録音したりミックスしたりについては、ドのつく素人なので、雰囲気でやってます。ご容赦ください。

おおまかな環境はこちらの記事と同等です。録音にはStudioOne Primeというソフトを利用しています。例のDTMerの友人から、「扱いやすいのでおすすめ!」言われたのでこれ使っています。

まず原曲を聞きながらシンセドラムを録ります。BPM134でノリノリで鍵盤を叩いていきます。
次に、そのドラムに合わせてベースを録ります。ベーシストになったつもりで鍵盤を叩きます(?)
3つ目はカスタネットです。平沢唯になったつもりでうんたんします。というのは冗談で、原曲の音を再現するために16分音符を連打します。これが一番疲れるまである。
4つ目はリコーダーです。これは音通りに弾くだけなので楽しい。童心に返って吹き鳴らします。
5つ目はE.パーカッションです。一応、音の高低が存在するので、それっぽいところの鍵盤を叩きます。当方の音感では完璧にコピーできないので良い感じのところで許容します。
6つ目は大本命のピアノです!一応ピアノ弾く系のVTuberなのでね。ピアニストになったつもりで楽しく弾きます。
7つ目はフラッシュモブの大太鼓とドアです。大太鼓は低めの鍵盤をよしなに叩きます。ドアは、5つくらい鍵盤をタイミングずらしてタララランと弾くとそれっぽくなりました。そうです、力技です。

そんなこんなで出来上がったのがこちらです!(YouTubeショートなのでnote上で再生ができないのですが、良ければ聞いて下さい。)

結構良い感じになってると思います!一人セッション楽しい!
え?コラボする相手はいないのかって?ちょっとよくわかりませんね(涙目)

終わりに

ローランドのLX705の音色を使って一人セッションしてみました!実は、いわゆる「全部俺」という演奏動画に憧れていたので、これが第一歩ですね。

ドラムやベース、リコーダーなんかをこれ一つで弾けちゃうのも、多彩な音色を駆使して原曲を再現するのもすごく楽しい!ローランドさんありがとう。島村楽器さんありがとう。

みなさんも是非、眠っている電子ピアノの音色を奏でてみてください!

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