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何を求めているのかという話。
こんばんは。
今日はこれ「何を求めているか?」なんですが、いきなりなんのこと?ってなりますよね??
はい、これは私が写真を依頼されたときにする質問です。
写真をお仕事として頼まれたときに、まず、相手とどんな写真を求めているのかをとにかく聞くことから始まります。何に使うものなのか、どんな感じのイメージがよいか。など。そういうとき、結構用途については話せても、どんなイメージがよいかというのがなかなか出てこないことが多いです。
それをとにかく聞いて、カッコいいかんじなのかふわふわしたかんじなのか、かわいい感じなのか、あったかいイメージなのか、クールな感じかなどを聞く。ここが一番の要なので、ここがずれてしまっていると、どんなに枚数とっても「なんか違うような・・・」となってしまうのです。なのでとにかく細かく、聞いていく。その人自身が分かってもないことをなんとかひも解くように辿っていく。
反対に自分が何かしようとしたときに「こういうイメージでやりたい」っていうものが分かっていると相手にも写真を見せたり、イメージ案を見せたり、ストーリーを話したり、というのをしないと伝わらないことが分かっているので、普段から、何が好きなのかというのをとても敏感に気づくように気にしてます。「こうがいいです。」「ああがいいです。」「それはちょっと違います。」というのをいつもいつも心の声を聞いてます。
すぐに出てこないこともあるのですが、出てこなくてもなんだかもやもやした気分になることがあります。そういう時はなにかしらのひっかかりがあるはず。前の額の時の作品とマットに間をあけたらなんか違うってなったときのように。
もやもやしててもそのままでいこうとしたときは無意識に「もうそれで作ってもらったし、作り直すのも・・・」っていう気持ちがあった気がします。「(もちろんお金は払うけど)作り直すなんて気分わるくされないかな。」とかいう気持ちも。
でもそこでそのまま言っていたら、これから作品を売ろうとしたときにきっと、「うーん、なんか・・・」ってなってしまうというのが分かったので、本当に変えて良かったなと思います。人の顔色より自分の心です。
このこともほんと良い勉強になったなあと思います。
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