追悼上映「ミッシェル・ガン・エレファント“THEE MOVIE” LAST HEAVEN 031011」
ミッシェル・ガン・エレファント
“THEE MOVIE” LAST HEAVEN 031011
追悼上映
名古屋 センチュリーシネマ 1/19~1/25
サービスデーの水曜日に行ってきました
昼間の時間帯でしたが ほぼ満席
上映期間延長が決まったそうです
館内の至る所にポスターやチバさんの写真が!
物販のレジ付近には詩集「モアビート」も
こちらの映画館は名古屋PARCOの中にあり
CLUB QUATTRO、タワーレコード名古屋店など
縁のあるお店が併設していることもあると思いますが
特に力を入れてくれているのが伝わってきました
実は
“THEE MOVIE” LAST HEAVEN
通して観るのは初めてです
演奏シーンを切れ切れに観ることはあっても
今までなんとなく
どうしても無理というほどではないにしても
なんとなく控えていたドキュメンタリー映画
ラストで号泣するかと思って
ハンカチを余分に持って出かけましたが
不覚にもグッときたのは 仙台での
会場の安全性が危うくなり中止したエピソード
メンバーの「絶対いつか埋め合わせするから」
真摯な言葉と表情に心打たれました
この真面目さがバンドの魅力でもあり
脆さ(解散という結末を選んだ所以)でもあったのかなと
愛おしさとともに
失われた過去への思いが溢れて
それでも
タイミングとしては今がよかったと
決して戻ってはこない過去として
大切な思い出として
時々そっと開けてみる宝箱のような映画でした
正直
未来を体験した者にとっては重いですし
あの時リアルタイムで追っていたからこそ
それぞれの人生が交錯するような
時には胸の奥から引きむしられるような痛みも
そんなヒリヒリした感情で最後まで駆け抜ける2時間
朝から雪が舞うとても寒い日でしたが
エンドロールが流れる頃には額に汗が伝い
いちばん遠い席からライヴを観ていたような感覚が
全身に残っていました
途中に挿入されているTVでのインタビューで
メンバー1人1人に「ミッシェル」とは何ですか?
と問われる場面でキュウちゃんが答えていた
「日常、でもあり、非日常でもある…」という
まさにその感覚が数十年ぶりに蘇ってきて
帰りに夕方なので家族の晩ごはんのことを考え
デパ地下に寄ってお惣菜を手に取りながら
世界の終わりや いちごのなる木のことを考え
忘れかけていた昔のことを少しだけ思い出し…
こういう雑多な積み重ねが生きるということだなあと
若い頃では こんなふうに考えることはできずに
しばらく沈み込んでしまったかもしれません
ですが
現役時代にミッシェルを見られなかった世代にとっては
当時の熱量を体感するのに最も相応しい
公式の記録であり
未来永劫伝えられるべきロックバンドの姿がある
素晴らしい映画だと思います
迷っている方には
是非ご覧いただきたいとおすすめします
つい多くを語りましたが一個人の感想として
ご容赦ください
ありがとうございます!