松本マラソン2023
松本マラソンと私
松本マラソンを走ってきた。
松本マラソンにエントリーしたのは7回目で走ったのは4回目。DNSした訳ではなくて、いずれも災害やらコロナやらで中止になってしまったものなので、どれだけ運に見放されている大会なんだとつくづく不憫に思う。
振り返ってみると、生活の中に「走る」を取り入れてくれたきっかけは、この松本マラソンの第1回大会が行われると知ったからであり、それからは頑張ったり頑張らなかったりのランニング生活が惰性のように続いている。
ちなみに初めてのフルマラソンとなった第1回大会は、いきなりのサブ3を狙って走るも見事に30kmの壁に弾き返されて、ひとりウォーキングデッドごっこをしていたのを鮮明に覚えている。
それ以後は、地元で行われているからとりあえず出るかみたいな義務感で出る大会という位置付けになっていた。
密かにいつかはこの激坂コースでサブ3したいななんてことも思っていたけど・・・
今回の目的
半年後の長野マラソンでサブエガを達成するための期間の2ヶ月目。
長い距離を走ったのは10月に20km走を3回やったくらい。
松本マラソンでタイムを狙うのは無理がある。というか今からじゃ間に合わない。
それならば・・・ということで
サブ3のペーサーについて行けるところまでついて行く
質の良い距離走だと割り切る
垂れたら歩きがちなのでメンタルを鍛えるという意味でも垂れても走り続ける
この3点を重点目標に据えて走った。
当日までの準備
2週間前に諏訪湖でハーフマラソンを走った他、翌週には職場のランニング部でローカルな駅伝大会に出て3kmの全力疾走(3kmの区間を9分台で走れた)をしたので刺激としては充分。なお距離走。
目標は低くとはいえ、今できる全力を尽くそうと思っていたので、レース前の食事には一応気を使っていたつもりだったが、4日前に焼肉、2日前に残業後の飲みの誘いにまんまと乗ってしまって割と台無しにする結果に。
お腹が大変弱いこともあり、長野マラソンに向けて新たな調整方法も試したかったので、今回は試金石としてモルテン320を当日のカーボとして取り入れたりもした。
前日夜からレースまでのタイムテーブルはこんな感じ
変わったことといえば、朝食からレース前までにモルテン320を摂取したことと、ここ最近はスタート直後に尿意に屈することが続いていたので、モンスターをレースの1時間前ではなくて2時間前に飲んだこと。結果は如何に・・・?
レースのこととか
結果から言うと手元で2時間59分12秒でまさかのサブ3!
始めから記録ではなくて、ペーサーについて行くことだけを念頭に走っていたこともあり、入りの1kmが3:50だろうが、上りの区間で4:40になろうが気にせず黙々と走ることができた。
意外とすんなり30kmまで来れて、そこからは欲と意地。
サブ3の集団も幾度となく立ちはだかる急登を前に少しずつ脱落していき、最後は2.3人で励まし合いながら走る感じはとても良かった。(語彙力0)
40km以降の向かい風は地獄そのもので、吹き飛ばされそうになりながらも最後は死ぬ気で走った。
尿意問題については、今回も漏れなくスタート直後から押し寄せてきて、7km地点で一度ピットイン。今回はトイレが空いていたこともあり、直前に済ますことができていて尿意が全くなかったのに今回もこれだといよいよどうするか?って感じ。
カフェインの摂取を止めるべき?
他のランナーの方はどうしてるのだろう?気持ちの問題によるところもある気がする。
総評とか松本マラソンのこととか
4回目の松本マラソンにして図らずも達成したサブ3。いつかこのコースでもと思ってはいたものの、それ相応の準備をしていないとできないと思っていただけに今回の結果はかなり嬉しい。ひとつの大きな目標が叶った瞬間だった。
これで今年走ったフルは3回とも全てサブ3を達成したので、サブエガに向けてあとはやる気と環境の問題なのかなと思う。環境を言い訳にしないくらいのやる気を出せと言われたらそれまでだが。
松本マラソンについては、やれコースが難しいだの、時期が悪いだの色々とネガティブな評価が先行していて定員割れが続いてしまっているけど、周りの評判を見るに走った人は面白いコースだと言う人が多いので今のままでも良いのかな?なんて思う。走らない人ほど集まらない理由を話したがっているように感じる。
今回新設されたファンランの部は定員だったみたいだし、それをきっかけにじゃあ来年はフルマラソン!ってなる流れになれば良いなって思う。いきなりフルマラソンを走ったらネガティブな印象で終わる人がほとんどだろうし、10kmからでも松本に走る文化が根づけば風向きは変わると思う。
※去年のアンケートで街中を10kmくらい走る部を作ってみては?と回答したのでなんかちょっと嬉しかった。
茶屋のコーナーをはじめとしたおもてなしの面は、贔屓目抜きにしてどの大会よりも優れていると思うし、走らず嫌いをしないで是非一度は走って欲しいと思う松本マラソンでした。