いつかまたここで
私も〇〇みたいになれたらどんなに人生イージーモードだったのに
これまで心の中で吐いて捨てる程並べてきた言葉であり、他人が口にする場面に幾度となく遭遇してきた。
人間は社会的生物であり、比較することによって成長してきた。
だからこそ、比較しないで生活するのは記憶を消し去って無人島で生活する以外方法はない。
しかし、比較によって自分の心を痛みつけているのもまた事実。
学歴コンプレックスや運動音痴、年収マウントやSNSのフォロワー…
まるでHUNTER×HUNTERのグリードアイランドに放り込まれた感覚。
私自身の話をしよう。
私は学歴に関して困ったことは正直ない。大学名を述べれば「頭がいいね」と言われる程度の学歴は手に入れた。新卒で入社した会社も業界内では大手であり、優秀と言われることも多い。
だが、学歴や社名が私の心を埋めてくれることは一度もなかった。
ずっとコンプレックスだったことがある。
それは、友達がいないことだ。
正確に言うと、年齢を重ねるほど友達ができなくなってしまった。
小学生の低学年までは友達は多い方だった。毎日放課後でサッカーして公園で野球するような人間だった。人見知りという言葉とは縁遠い社交的な人間だった気がする。
しかし中学に入り、強い自我が芽生えた。
バスケ部に所属し、持て余す時間全て部活に注いだ。家族旅行すら全力で拒否する程度にバスケにのめり込んだ。
次第に、周囲との温度差が生じ始め、部活以外で部員と会う予定はなく友達が遊んでいた情報を話の流れで知ることが多くなった。
どうして自分だけ誘われないんだろう、、、
高校の部活はさらに空回り状態。
自分と同等の熱量を周りに追求してしまい、軋轢を生んでしまう。
バスケにフルベットした生活を送ったためプライベートで遊ぶことがなく、友情や恋愛を一歳経験することなく高校生活が終了した。
「自分は周りとは違うんだ」
普通に生きられたらもっと友達ができただろうに…それなりに恋愛して旅行して飲み会して楽しく暮らせたはずなのに、どうしてできないんだ…
そんな時、実業家の三浦宗一郎さんの生き方が変えてくれた
「変わりたい」って思える人を導く存在になろう。
自分と似たような悩みを抱き、格闘している人がいる。
これほど勇気をもらうことはなかった。
何かを諦め達観するには早すぎる。
光を求め歩き続ける君の情熱がいつの日か
誰かにとっての光となるでしょう
誰かにとっての兆しとなるでしょう
私の大好きなB'zさんの「光芒」という曲の歌詞の一部。
こんな自分でも誰かにとっての希望となれるよう日々前進し続けよう。