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【初めてのヨーロッパ‼️】いきなり12カ国周遊してみたよ〜《Nightjet(ハンブルク〜ウィーン)》その11

この記事は初めてヨーロッパに行ったハルの旅行記録の第11回です!
前回の記事はこちら〜↓↓↓

今回の旅は3週間かけてノルウェーのオスロからフランスのパリまで、下のようなルートでヨーロッパを巡ります。

この記事ではハンブルク駅からウィーン駅までの"Nightjet"を紹介しています。


日時は2023年9月4日の午後8時となりました。

今夜はハンブルクからNightjetオーストリアの首都ウィーンを目指します。

ヨーロッパの鉄道と聞いて真っ先に思いつくのが、"Nightjet"ですよね!!この旅の目的の一つが"Nightjet"に乗ることだったので今夜はちょ〜楽しみです!!


1.Nightjetとは?

Nightjetは、オーストリア連邦鉄道(OBB)が運行している夜行列車のブランド名で、ヨーロッパ各地を結んでいます。運行路線はたくさんありすぎて列挙することが難しいですが、逆に言えば各都市へ簡単に移動できるのでヨーロッパ鉄道旅行にはもってこいの手段です。

日本は寝台列車が残り1つ😭となってしまっていてあまり面白くないですが、ヨーロッパは夜行列車天国で最高!のようです。


Nightjetのグレード

Nightjetにはだいたい以下の3つのグレードの客車がくっついています。

  • "Sleeper cabin"・・・最上位クラスで、鍵付きで最大3人の個室。部屋には洗面台も設置されている。

  • "Couchette carriage"・・・中間クラスで、6人もしくは4人で一括りの部屋。日本で言えばB寝台に相当する。6人部屋に追加料金を払うと4人部屋として少し広く使えたり、占有できたりする。

  • "Seating carriage"・・・最も低価格のクラスで、6人用の座席が設置されている。追加費用を払えば占有できる。

詳しくは"Nightjet"のホームページを見てみて下さい。↓↓↓


2.Nightjetに乗車!

20時24分発 Hamburg Hbf→Wien Hbf 9時56分着

今回は中間クラスの"Couchette carriage"にしました。
本来ならば6人部屋ですが、多少の追加費用を払ったので4人部屋になっているはずです。
ただ、占有はしていないので相部屋になる可能性はあります。

定刻時間ちょうどに列車がやってきました。
ホームには大きな荷物を持った乗客がたくさん待っています。

「楽しみ!!!」

これはびっくりしたのですが、客車の後ろに車やバイクを乗せた車両がくっついていました。見たことなさすぎて棒立ちでした笑

始発駅はHamburg-Altonaという駅なので、そこで積み込んだのかな?と推測していますが、実際のところはよく分かりません。

ということで乗車っ!!

Couchette(4人部屋)の様子

僕たちの部屋であるCouchetteはこんな感じでした。日本のB寝台とやはりほぼ同じようなイメージです。この写真ではしか写っていないですが、シーツ毛布飲料水耳栓など一通り寝具は揃っています。

そして僕たちの他にドイツ人の男性が単身で乗っていたので、相部屋ということになりました。
その男性は、「オーストリアのいくつかの都市を散策しに行くんだ〜」とにこやかに言っていました。


3.車内探検!

乗ってすぐ車内探検をしようと思っていたのですが、眠かったので寝てしまいました笑

午前7時に目が覚め、この時間から車内探検開始です!

快晴で気持ちいい朝!

この廊下は"Sleeper cabin"の廊下ですが、だいたいどの車両もこんな感じでした。すれ違うのには少々狭いですが、問題ない幅です。

ちなみにSleeper cabinは敷居が高いようで、他の車両から来た僕には、

「何のよう?」と毎回聞かれます。

「写真撮りたいだけっ!」と答えて通らせてもらいました。

少し移動すると、自転車置き場がありました。面白いですね!

また、写真は撮っていないですが、トイレは各客車2個ついていました。そしてシャワーもSleeper cabinには設置されていて、誰でも使用可能です。
ただ、時間が経つと汚くなっていたり、そもそも水が切れてしまっていたりするので、使うなら乗車してすぐの方が良さそうです。

最後部の様子。最後部で左側ということは右側通行!

一番後ろに来るとこんな感じで走っている様子がよく見えます。
いつまでも立っていられますね!

「あれ、そういえば車積んでたよな!?」

ふと思い出しましたが、車たちはどっかで切り離されたようです。
ちょっと気になりますが、このような気になることは旅行中山ほど出てくるのでこれは無視!

そして、その少し前から気になっていたことがもう一つありました。

「車両が乗った時よりも長くない!?」

乗った時はだいたい8両くらい(インスブルック行きを3両?併結)でしたが、朝起きたら13両くらいありました。

「どっから来たんだよ!」

さすがに気になりすぎて周りを見渡してみると、、、

窓枠にその車両の行程が書いてありました!

お!
おお!

なんと知らぬ間にアムステルダムブリュッセルから来た車両を併結していました!

整理すると、どうやら途中のニュルンベルクインスブルック行きを切り離したと同時に、アムステルダムブリュッセルから来た車両を連結しているようです。

40年くらい前の旧国鉄の時刻表を見ると、このような列車が結構あることを確認できますが、これを体感できるとは思いませんでした。

何も知らない方が興奮できることってたまにありますよね!
これはまさにそれです!笑


4.朝食!

午前8時半頃、朝食が運ばれてきました。
丸いフランスパンのような(ブール?っていうのかな)パンが2つといちごジャムお茶が用意されていました。

ヨーロッパっぽいね!

どうやって食べるのがいいんだろうと悩んでいると、隣のドイツ人がナイフ(茶色の紙袋)でパンを水平に半分に割り、切断面にジャムをぬって食べているのを見ました。

「お〜ナイスアイデア!」

自分も倣ってやってみると、非常に食べやすい!!
ってかパンがやっぱりうまーーい!
ヨーロッパに来てから毎日パンを食べているような気がしますが、毎回美味いです。朝から幸せです。


5.ウィーンに到着!

この機関車はドレミファインバータ!

9月5日午前10時30分、なぜか30分以上遅れて終点のWien Hbfに到着しました。

14時間くらい乗っていたのですが、子供のように興奮していたこともあり、あっという間でした。

寝台列車はいいですね。

ということでまた、今晩から"Nightjet"です。笑
楽しいからいいんです!しかも次は"Sleeper cabin"
そして行き先はイタリア・ベネチア!!

幸せな日々です。

とりあえず、この日はウィーンとすぐ隣のスロバキア・ブラチスラバを見てみようと思います。

つづく。



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