凶器の傘☂️
雨の日の必需品である傘…扱いようによっては、凶器になりかねない。
まずは、傘の持ち方が危ない人。
よく見かけるのは、曲がった逆J字の下の方、柄のまっすぐな部分を握った状態で手を振りながら歩き、振り子のように振った傘のとがった先が、後ろにいる人へ突き刺さりそうになっている状態。
ひどい場合は、傘を横向きで鞄の持ち手と一緒に握り、そのままブンブン振りながら歩いている人までいる。
その危なさを自覚していただきたく、体を張ってあえて何度か傘の先にぶつかってみたのだが、「ん?」とけげんな表情で振り返るものの、自分の行為のせいでそうなったという考えには及ばないらしく、ほとんどの人はそのまま同じ持ち方を続ける。中には「何ぶつかってんだよ!」みたいな顔でガンを飛ばしてくる人も。。。
ある日の雨上がり、近所へ買い物に行く途中で、向こうから傘をクルクルたたみながらおばあさんがやって来た。
危ないことに、道路と並行に傘を持ちながらたたんでいるので、先っぽが進行方向へ向いていて、その姿はまるで戦時中の竹ヤリ訓練状態!しかしおばあさんは手元を見ながらそのクルクル作業にものすごーーく集中していて、前から来る私の存在にはいっこうに気付かない様子。
いやぁ〜〜〜、これは刺さりそうで怖い…と危険を察知した私は、すれ違い様にスッと脇によけた。と、その瞬間、どういうわけかおばあさんも傘の方向をスッと私に向け、
グサッッ!!!
見事、傘の先端が私の平らな胸のド真ん中に突き刺さった★☆
余分な脂肪がないだけに、痛さはひとしお!!まさか、先のとがったものを持ったがために、敵に向かって反射的に刺してしまったのか!?
ううう〜〜〜〜っっっと胸を押さえてかがみ込む私、驚いて大慌てで駆け寄り、横に張り付いて謝りまくるおばあさん。通りすがりの人がこの瞬間だけ見たら、『心臓発作でも起こした女性を、おばあさんが心配して介抱する図』
あまりに何度も謝るので「もう大丈夫ですから…」と許して、痛む胸をさすりながらも、そのままほうほうのていで買い物を強行して帰って来た。
あんなに痛かったのに、見事買い物をやり遂げた私は、主婦の鑑だ★☆
あの時の私にかける言葉があるなら一言、
「痛みに耐えて、よくがんばった!!」
(また出た!)
みなさん、どうか傘の扱いには充分ご配慮くださいませ!ほんと、頼みますよ〜〜!!(哀願)