イケメンと酔っ払いのお陰で💕
あまりにルックスの良い人というのは、もはや、その存在だけで人の役に立っている!と実感する出来事があった。
ある日、友人のSちゃんと駅で待ち合わせをした。
徒歩5分と書かれた場所に2時間も掛かってたどり着いた経験があるほど方向音痴な私は、迷うことを前提に、いつも時間よりだいぶ早く着くようにしていたのだが、案の定その日も待ち合わせ場所がわからず、Sちゃんを見つけるため、かなりの時間ウロウロ練り歩いていた。もちろん、この時代に携帯やスマホなんて無かったので、運とカンと根性で見つけるしかない。
ふと見ると、少し先の方に、ただならぬオーラを放つものすごーーいイケメンが立っているのを発見★☆
(うわぁ〜〜〜、あの人、超カッコイイーーー❤️❤️)と、ジィーーーッと見とれていた。。。すると、その男性越しに、同じように見とれている女性とバチッと目が合った。👀✨
なんと!!それが友人Sちゃんだったのだ★☆
ワオ‼️すごい偶然😍彼のお陰で、奇跡的に出会えた私達。
「Sちゃーーん!!会えてよかったぁ!今、あの男の人見てたでしょ?」
「そうそう!だって、めちゃめちゃカッコ良かったよねぇ!
「ほんと!同じタイミングで見とれて、よかったね!」
「あの人、すごいよねぇ〜〜〜✨✨」
というわけで、「あの人」はすっかり私達の神様のような存在になってしまった。どんだけカッコ良かったのか、もう顔すら覚えていないが、とにかく2人の女性を同時に惹きつけるルックスの持ち主であったことは、間違いない。その存在感と魅力で、迷える子羊たちを無意識のうちに救ったのだから。(Sちゃんも迷っていたらしい)
常軌を逸したカッコ良さとは、こういう貢献の仕方もあるのだな…と、妙にナットクしながら感動した✨
社会人になってしばらく経った頃、会社から帰る電車でドア付近に立っていた時のこと。
途中、電車が揺れた瞬間、私のおでこにゴンッ!!と何かが激しくぶつかった★☆
「痛いっっ‼️」
あまりの衝撃に、思わず大きな声が出てしまった。
なんと、すぐ前に立っていたおじさんが後ろに倒れ、後頭部で私のおでこを頭突きしたのだ!
おじさんは振り返って「すんません…」と小さな声で謝ったが、明らかに酔っぱらっている。でも痛すぎて、私はおでこを押さえたまま声も出せずにいた。
すると「小沢さん…?」と、後ろから呼ばれる声が。(私の旧姓)
おでこを押さえたまま振り返ると、そこに立っていた女性はなんと、学生の頃地元のファミリーマートで一緒にアルバイトをしていたUさんだった★☆
「Uさん!こんな所で!」
「私もビックリしたよ〜!大丈夫?」
「大丈夫じゃないけど…よくわかったねぇ!」
「だって、すごい声したから〜!!(笑)」
大声に驚いてハッと見たら、私だったらしい。
酔っぱらいおじさんのお陰で、Uさんと数年ぶりの再会ができ、Uさんと同じ地元の最寄駅に到着するまで、お互いの近況やファミマの懐かしい思い出話に花を咲かせることができた。😁🌸
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