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「私はよく気が付く!」と言う人とHSPの違い
本当の繊細さんは、あまり自分のことを繊細・よく気が付くと言わない。そんな気がしています。
「私、本当いろんなことによく気が付くんですよね!」と自分のことを言っていた人といろいろ話してみたところ、私が感じ取っている情報量とその人が感じ取っているものが全く異なることに気が付きました。
自分の都合の良いように物事を解釈するために”気付いている”という表現を使っているなぁ~と。
HSPという気質を持っている人は、無意識のうちに自分に関するところだけではなく自分の周りで起こっている様々なことに関する情報を感じ取ってしまうのだと私は解釈しています。
だから情報過多になりすぎて、自分には関係のないことまで自分のことのように感じ考えて、苦しくなってしまう…。そんな状況に陥ってしまった経験を持つ人が多いのではないでしょうか。
でも、HSPという気質とはちょっと違う意味で”私はよく気が付く人間だ”という表現を使う人は、「あそこで話しているのはきっと私のことに違いない。」「私を避けてる!!」と、すべて意図的に自分のことへ結びつけているように感じたのです。
例えば、職場で同僚が上司から怒られている時。
HSP気質を持つ人は、何も意識せずにその場にいると、怒られているのは同僚なのに、まるで自分が怒られているかのように感じてしまい、自分でもよく分からないうちに居心地が悪くなったり心がザワザワしたり苦しくなったりすると思います。
けれど、自分で自分をよく気が付く人だというレッテルを貼っている人は、そうならないんじゃないのかなって思うんです。自分の機嫌が良ければ周りで何が起きていようが実際関係ないし、自分の身の危険を感じるようなことがあれば自分の保身のために動く。そんな気がするんです。
どちらが良いとか悪いとかいう訳ではなく、ただ、純粋にHSPという気質を持っている人と「自分はよく気が付く人だ!」と自分で自分にレッテルを貼っている人とでは見ている世界・生きている世界が違うんじゃないのかな~と。
なんて、些細なことも深く考えてしまうHSPの特徴が出てきた私なのでした~。
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