見出し画像

ママさんバレーを半年間やってみて気づいた「ひとりでがんばらなくて大丈夫」

「このあとバレーの練習なんだけど、見学に来ない?」
学童クラブの保護者会で声をかけてもらって、そのまま即日入会を決めてから半年がたった。

最初は「久しぶりのバレー楽しみだなぁ~」なんて軽い気持ちだったけど、自分が思っていたより練習も本格的で、練習試合や大会もあるママさんバレーだった。

毎週水曜日と土曜日にそれぞれ3時間の練習で、最初は土曜日だけ。土曜日は下の子を夫に預けて、小1の娘と体育館に向かうのがお決まりになった。
(子どもも来ていいことになっていて、子どもたちは体育館の端で走り回って遊んでいる。娘は私と一緒にバレーに行って友達と遊ぶのがすごくすき)


練習時間は土曜日の15時半から18時半。世の中のママからしたら、きっと忙しい時間帯だと思う。
洗濯物を取り込んだり、夜ごはんの支度をする時間帯なはず。そういう時間にまるっと家を抜けてしまうのはどうなのかと最初は思ったけれど、夫は快く送り出してくれた。



何なら夫は洗濯物を畳んでしまってくれたり、夫が作れるシリーズで夜ごはんの準備もしてくれるようになった。
(夫のお得意メニューは、カレー、オムライス、焼きそば、袋ラーメン、ポトフ)


だから、練習でクタクタになって帰るとごはんが準備してあるという夢のような土曜日を過ごすことがある。
なんて贅沢なんだろう。
そして、やっぱり誰かに作ってもらったごはんっておいしい。カレーに関しては私より夫の方が上手な気がしていて、夫なりに色々工夫をして作っているみたい。(なんか、にんにくを足したり玉ねぎをよく炒めたり、夫なりにこだわりがあるそう)



もちろん毎週って訳じゃない。私が事前にごはんを用意してからバレーに行く日もあるし、そこは夫へよバランスを私なりに考えて頼むようにしている。あ、でも、作るのがめんどくさい時は「じゃぁ食べに行こう」って夫が言ってくれて、そのまま外食に行く日もある。
バレー後のバーミヤンでのラーメンは最高においしかった。


「なんか楽しそう、やってみたい!」


その想いだけでバレーを始めてしまったけれど、最初はバレーに行くために

〇時までにごはんを作って先に洗濯を取り込んで、、

なんて、完璧に家事をこなして練習に向かおうとしていた。だって自分で決めたことで、楽しむために行かせてもらうものだから。

だけど、全部全部自分でやらなきゃいけないんだろうか。確かに私の自由時間だけど、本当にやらなくちゃいけないのか。そんなに交換条件みたいなものが必要なのか。今の私は、疑問に思う。

そこまでの自己犠牲みたいなものはいらないんじゃないかって。


だから夫にちょっとずつ頼んでみた。そしたらあっさり叶えてくれた。それに、バレーに行き始めてから夫の家事力がまたレベルアップしているし、なんだかいい循環じゃない?と勝手に感じている私。



そうやって土曜日の練習を楽しんでいたけれど、バレーをやればやるほど感じてしまった。


「もっとうまくなりたい、もっと練習したい」


水曜日も練習に行きたい気持ちがむくむくと湧いてきた。でも息子は2歳ちょっと、水曜日は夫がいないから一緒に連れて行かなきゃ練習はできない。さすがにムリだろうなってあきらめていた。
小1の娘も一緒だけど、あんまりお世話好きなタイプじゃないし姉弟ケンカも多くて「めんどう見ててほしい」なんてもう絶対無理。ボールも飛び交うし、息子は走り回っちゃうだろうし、泣いちゃうだろうし。


そんな心配をよそにバレー仲間は

「水曜日も来ない?」って誘ってくれた。
だから正直に息子のことを伝えたら、

「みんなで見るから連れてきていいよ!大丈夫!」
「みんなで守るし!泣いちゃったら途中で抜けても全然いいし!」
「お互いさまだよ~」
「うちの子(小6)呼ぶよ!小さい子と遊ぶの好きだから~」

みんなの反応は思ってもいなかったものでした。

それで、試しに連れて行ってみたんです。
そうしたら息子、案外大丈夫で(笑)


「かわいい~!!!」
「ちっちゃーーーい!!」ってちやほやされて、可愛いがられて。
(さすがに2歳児連れてくるママさんは他にはいない)


最初はちょっと緊張してたけど、自分よりも大きい他の子どもたちと遊び始めて。私の「練習したい」が簡単に叶ってしまったんです。びっくり。絶対無理だと思っていたのに。

息子はやみくもに走り回るタイプではなくてたぶん大人しい方なのもあるけれど、それ以外は本当に本当にみんなのおかげ。


OGの先輩が息子の隣に座って一緒にアンパンマンのおもちゃで遊んでくれたり、小6のお姉ちゃんが息子が変な場所に走っていかないよう見守ってくれたり、小4のお兄ちゃんが遊び相手をしてくれたり、、、(泣)
みんなで息子のことをかわいがってくれるんです。


息子はたまにぐずぐずになることもあるけれど、その時は練習を抜けさせてもらう。息子の機嫌がよくなったら練習に戻る、シンプルにそれだけ。でも、それをみんなが優しく見守ってくれるし許してくれている。だから私も気を重たくせずに練習に息子を連れていける。

本当にありがたいなと
いつも思いながら練習に行く水曜日。



こうやってこの半年、いろんなことを経験してきた。バレーの技術も少しずつ上達できているけれど、それ以上にたくさんの人に支えられて、自分のやりたいことを叶えてもらった半年。

「できない」と思っていたことも、一人でやろうとせずに声を上げたら叶えてくれる人達がこんなにも近くにたくさんいた。
今まではついついひとりで何とかしようと試行錯誤するのがクセだったけど、

「もうひとりでがんばらなくていいよ」

バレーだけじゃなく、これをみんなから教えてもらっているなって感じてます。

いいなと思ったら応援しよう!

はるか
いただいたサポートは、わたしがこれからもnoteを書いていく上での大切な家族とのことに使わせていただきます!