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昔のことも笑い話にできるくらい強くなれたから

久保田利伸の『LA・LA・LA LOVE SONG』がテレビから流れるたびに、家の中の雰囲気がふわっと変わる。
夫が口ずさむ。
それを聞くと、私は幸せな気持ちになる。


この曲は結婚式の入場曲に使った思い出の曲。ちなみに今33歳(正しくは早生まれの34歳)、結婚式は27歳で6年前。なんかもっと流行りの曲とかもあったんだけど、私が決めた。

この曲だったらみんなが分かるだろうな、
友だち、親、祖父母の年代まで。
そして自分の中で「この曲だったら」が
ちゃんとイメージできたから

とはいっても、結婚式がすんごく楽しかったかと言うとそうでもない。正確には楽しかった。嬉しかった。周りの環境にも恵まれていた。なのに胸に残るのは少し苦い思い出。



2017年3月、自分の体調がいつもと違うことに気が付いて、「まさかな、、」と思っていたけれど妊娠していた。当時の彼氏(夫)は東京で、私は岩手の遠距離。すぐに電話で伝えて、そこからはとんでもなく早かった。


お互いの両親に話して、結婚することを伝えて、記念日でも何でもない「夫が岩手に帰ってこれた日」に籍を入れた。いつか行く日が来るんだろうかって眺めるだけだったジュエリー店に入って指輪も買った。



妊娠もあったし「私なんて」の塊だった私は、この急すぎる展開に結婚式なんて頭の片隅にもなかったけれど、夫や周りからの要望もあって結婚式を挙げることにした。


籍を入れた流れでそのまま式場に足を運んで式場を即決、そのまま式の日程まで決めたのが4月末。式は3か月後の7月の空いている日。しかも仏滅。



ロマンチックなんてカケラもない。
本屋さんでゼクシィを手にとって、
ドキドキしながら買う予定だったのに(笑)


人生の節目といわれるような出来事が1か月で詰め込まれてしまった。今思い返すと「よく決めたな」と思うけど、

あなたたちはこうでもしないと決めないでしょ

神様がいるとするのなら、そう思われていたのかもしれない



こう書くと、トントン拍子で周りからの理解も得らえて、、みたいに取られるかもしれないけれど、実際は複雑な想いもたくさんあった。5月にはつわりが始まって仕事にも行けなくなったし、初めての妊娠で分からないことだらけの中、同時進行で結婚式の準備。


夫は「言われたらやるよ」タイプ
私は「何でも一人でやっちゃう」タイプ
しかも遠距離
(夫は月に1回帰って来る感じだった)


で、何が起きたかというと、結婚式の準備を全部自分で抱え込んでやってしまったんですよね。「何かあったら言ってね」っていつも夫は言ってくれてたのに、「言わなきゃ分からないってやる気がないのと一緒だよね」とこじらせていた私は夫とほんとうにうまくいかなくて。


式が3か月後だから打ち合わせもぎゅうぎゅう。
夫がいない日に一人で打ち合わせに行くことも多々。
体調が本調子じゃないのに「大丈夫」
式場のプランも「コレがいい」じゃなくて「これでいいかな」
1度きりの大切な結婚式なのに


本当に心と身体がバラバラだった



本当はもっと頼りたかったのにな

本当はもっとわがまま言いたかったし

「これがいいな」
って言いたかったことがたくさんある



結婚式を思いだすと、このこじらせていた時期も合わせてついてくるから嬉しいだけの思い出とは言えない。

ただ、今は心と身体がバラバラじゃない。本当に強くなった。
だから笑って話せる。


「私すんごくこじらせてたの。全部ひとりで抱えて夫のせいにばかりして、"私ばっかり!"ってめっちゃやってたわ〜(笑)」


昔の私とは違う。いつも「自分がどうしたいか」がちゃんと私の中にあって、それを大切に過ごすことができるようになったから。

今の私だったらきっと、もっと結婚式を楽しめると思う(笑)そんなこと言ったって戻れるわけでもないし、戻りたいわけでもない。あの頃はあの頃で、私も頑張って最善を尽くしていただけ。



過去は変えられないけれど、
過去の捉え方は今の自分の生き方次第で
いくらでも変えていける

いつだって、物事はいい方向に流れ続けている。
物事は自分が良くなるように起こっている

ただそれだけ。


振り返ったらどんな出来事もそれだけでしかなかったもん。
これからだってそういう生き方をしていくだけ

夫が口ずさむたびに私は強くなれたことを思い出すし、夫が嬉しそうだから私も嬉しい。


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いつも読んでくださりありがとうございます。
心と身体が本当にバラバラだった私が
自分を取り戻して家族と笑って過ごせるようになったのは
ライフコーチングのおかげ。
その思いと経験から
ライフコーチとして活動しております。

こちらも合わせて見ていただけましたらうれしいです🫧
noteもまた書きます◎



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