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設計図

2022.4.26 Tue

サッカーでは、その場その場で変化する事象に即興で対応していくことが求められるけれど、ビジネスでは基本的に事象や現実は変化しない。

予算や納期は決まっていて、あとはそこにレールを正しく敷き、設計図に沿って作業を進めていくことが求められる。

自分が苦手というか、好んでこなかったことがこの、設計図に沿って作業を進めていくことである。

逆を言えば、サッカーが好きで取り組み続けてきた理由の一つに、サッカーの持つ即興性が大きな影響を与えているような気がした。

サッカーには正解のプレーはないし、正解は無数のパターン存在し、仲間と共に自分たちで作っていく。

一分一秒で目まぐるしく変わっていく目の前の事象に対して、即興的な思考と行動で対応をしていく。

サッカーの魅力はこの即興性にあるのかもしれない。

劇で例えるならば、みんながある程度の方向性を決めた上で、あとは状況をみながらアドリブで対応していくようなもの。

きっと自分もその即興性やアドリブが好きなんだと思う。

型にハマるのが嫌で、その場の状況に合わせて行動する。

むしろプレー中は何も考えていないのかもしれないけど、考えなくても即興でかつ無意識に判断して行動することが気持ちよかったりするのかもしれない。

サッカーはもう15年近く続けてきたから、なんとなく経験値があり、瞬時に即興的なプレーができる。

もちろん、もっと考えてプレーすることが必要ではあり、そこが自分の課題ではあるのだが、

一方で、自分にビジネスや仕事の知識、経験は皆無である。

ビジネス書や方法論は読んだり、聞いたことがあったりはするけれど、実際にアウトプットしたことはないから、どうしていいのか分からなくて躓いてしまうことが多い。

仕事の設計図を作ることもまさにそうで、正直ずっと続けてきたサッカーであっても目標から逆算して行えたことはほぼない。

常にその当時の気分やテンションでプレーをしてきたから、日によってプレーの質や調子も左右されやすかった。

まさに心の状態がプレーや調子にそのまま影響されやすいタイプで、いつもそんな不確定要素に悩まされてきた。

仕事でもサッカーでも、自分の人生でも、目的から逆算して考えた設計図を作り、その地図を頼りに進めていくことが必要だろう。

例えばビジネスにおいて、仕事の設計図を作ることで、以下のメリットがある。

①ゴールが明確に把握できる

②自分一人でできることと、他の人と確認もしくはお願いしないとできない仕事を区別でき、タスクの分解とタスク依頼ができる。


大切なことは、どうやって進んでいくのかの道のりを見える化すること。

手書きでいいから、設計図を図式化して実際に書いてみよう。

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