
クロスワードパズルの道標
2022.5.2 Tue
この時間をどれだけ待っていたことだろう。
ずっとこの時間が続いて欲しい。ただそう思っていた。
三年ぶりのミスチルのライブだ。
3年前に一人で札幌まで行って参加した初めてのライブ。
あの日からもう3年も経ってしまった。
学生から社会人に変わり、自分を取り巻く環境も大きく変わった。
あの頃の自分よりも成長した自分で臨めただろうか。
3年前のこの時期も、とても苦しい時期だったことを思い出す。
大学二年生となったものの、まだコロナ禍の前であったこと、授業がフルであったこと、1限の必須科目があったこともありほぼ毎日大学まで片道2時間近くかけて通っていた。
一年生の頃は継続出来ていたものの、二年生になってからは精神的に苦しくなってしまった。
朝布団から起きれない。
1限の授業に間に合わない。
テストも放棄する。
もうすべてがどうでもいいと思えていた。
そんな中でのライブだったから、自分も頑張ろうと思えたし、何よりこのライブに参戦したことでミスチルの音楽の虜になることができた。
今振り返っても苦しくて、どうしていいかわからない時間がずっと続いていた。自分でも何がしたいのか分からなかったし、生きていてることが苦しく感じていたんだと思う。
振り返れば、自分の人生はいつも苦しさばかりの道のりだったように思える。
毎日うまくいかないことばかりで、憂鬱になる日々。
なんでここまで辛い時間を過ごさないといけないのか。
いっそのこと自由に暮らしたい。
もうすべてのことから解放されてどこか遠くの街にいきたい。
そんな現実逃避ばかりしていて、それは今も変わらない。
でも、自分は知っている。
辛く困難な日々の先には必ず嬉しくて充実した時間が待っていることを。
そんな希望があるから、そしてこれまでに味わってきた思い出が今も心の中にあるから今日も生きることができる。
それでも逃げ出したくなるときは必ず訪れる。
時には逃げてもいい。
逃げ道は常にある。
続けるも辞めるも自分の自由なんだ。
それは例え家族であっても恋人であっても干渉することはできない自分だけの領域なんだ。
色んなことを言われるだろうし、多くの人の信頼を裏切るかもしれない。
それでもいい。
だって自分の人生は自分が主人公なんだから。
自分が決めた道ならそれは正解だし、正解にする必要がある。
自己中なくらいでいいんだ。
だって自分の人生なんだから。
そしていつか、ミスチルのような存在になりたい。
たったひとり、あなただけのヒーローでありたい。
この三年間で本当にいろんなことがあったけど、一番うれしかったことはやっぱりあなたと出会えたことだと思う。
そんなあなたとともにミスチルのライブに行けたこと。
本当に幸せな瞬間だった。
ありがとう。