愛犬が教えてくれたこと🐕
皆さん、こんにちは。
今日は、技術系とも海外旅行とも異なるテーマで記事を投稿いたします。
先日、2022年12月24日に14年間一緒に成長してきた愛犬「マシュマロ」
(ニックネーム:マッシュ)が永眠いたしました。
※ 以降、マッシュで呼称します。
小学生の頃から一緒に成長してきた愛犬との別れは想像していたより何倍も辛いものでしたが、マッシュの生き様から色んなことを教えてもらいました。
今回は、愛犬との成長の記録と教えてもらった3つのことをまとめていきたいと思います。
長文とはなりますが、ご容赦いただけると幸いです。
マッシュとの出会い
マッシュとの出会いは、2009年まで遡ります。
中学受験を終え、中学校への入学を控えた1月ごろ家族で近くになるお好み焼き店に外食しにいくことになりました。
その際に、予約の時間がくるまで近くにあるペットショップに行ってみることになりました笑。今思えばどうしてあのタイミングだけ行ってみることになったのかは分かりませんが、そこで運命的な出会いをします。
ペットショップに入ってすぐに、一番上の段にいた白い子犬に家族全員が夢中になりました。その子犬こそ我が家の愛犬となるマッシュでした!
お好み焼き店に行って食べている間、家族会議で「食べ終わった時にまだあの子犬が買われていなかったら買おう!」となりました!!
そして、食べ終わった後も買われていなかったので、晴れて我が家に来ることになりました〜〜〜!!!
犬を飼うことに慎重だった母もこの時だけは何故かGoサインを出していました笑笑。本当に運命を感じました。
マッシュとの生活・成長物語
子犬時代
マッシュの子犬時代のトピックです。
名前決め
しつけ
初めての散歩
なんでも噛みついたこと
マーキングで家がめちゃめちゃにされたこと
成長の早さ
1. 名前決め
最初にマッシュが家に来ることになった時に問題になったのが、名前決めです!家族の中では父か妹が"自分が絶対に決めるんだ"と言わんばかりの勢いで案を出していました笑笑。
色々案が出ましたが、ふと頭の中に浮かんできたのが"マシュマロ"という名前。家族にこの案を提案してみたところ、妹は納得していましたがこれ以上似合う名前が思い浮かばずに悔しそうにしていました。結局そのまま案が採用され、マシュマロに決定しました!名付け親になることができて光栄でした。
2.しつけ
初めて迎えた犬だったので家族全員で甘やかしてしまい、しつけは相当苦労しました笑。
まず、トイレのしつけに失敗笑。次に爪切りやお風呂のしつけの失敗笑。
手入れするときに大人しくさせるようにしつけることができなかったのは痛恨のミスでした。
子犬時代はこれでも良いのですが、成犬・老犬になった時にこのしつけの重要性が身に染みてわかることになります。
3. 初めての散歩
マッシュの初めての散歩です!! 最初の頃は怯えてましたが、外の世界に触れる楽しさを知ってからは元気よく走り回って匂いを嗅いで、たくさんマーキングするようになりました!
4. なんでも噛みついたこと
子犬なら皆そうでしょうが、なんでも噛み付きます笑。
カードやゲームカセット・プラスチック・髪の毛・足などを噛まれました。
当時は、ボタン電池を飲み込んだのではないかと大騒ぎになり、レントゲン写真も取りましたが結局食べていないということになり、事なきを得ました。
ほんと、何を噛むかわからないのでこれから子犬を迎える予定の方は要注意です!!
5. マーキングで家がめちゃめちゃにされたこと
しつけに失敗したので、家のじゅうたんや家具・ゴミ箱などとにかくマーキングされるようになりました。子犬時代にしつけをしっかりできなかったので、この問題はマッシュが生きている間ずっと続くことになりました笑。
でも、それも今となっては良い思い出です。
損害額は、何十万円分でしょうか。。完全に動物園状態なのでもう友人を家に呼べませんね笑。
最初にペットショップの方から言われたのは、家に迎えてから2週間はケージから出さないようにして、しっかりしつけすることが大事だと伝えられました。
その意味が分かった時には手遅れでした笑。
あんなに可愛い子犬が「出してくれ」と訴えてくるのです。。
耐えられる訳がありません笑。
6. 成長の早さ
とにかく最初の1年でめちゃめちゃ大きくなりました。子犬時代は本当にあっという間です。さらに、体が大きくなるとしつけも難しくなるので最初の数ヶ月は、その後のワンちゃんの生活のためにも多少心を鬼にしてしっかりしつけをする必要があります。
子犬時代のトピックは以上です。ようやくすると、とにかく家の中がめちゃめちゃになりました笑笑。
成犬時代
マッシュの成犬時代のトピックです。
一緒に旅行に行ったこと
誕生日での出来事
コスプレ
英語教室の看板犬になったこと
帰宅時の出迎え
1. 一緒に旅行に行ったこと
ペット同伴で行けるところは限られてしまいますが、それでも同伴OKな店を見つけて遊びに行ったりました!
お店だけでなく、江ノ島や海などできる限り一緒に行けるところには連れて行ってあげました!! マッシュもすごく嬉しそうな顔をしていたのを覚えています!
キャンプにも一緒に連れていってあげました!普段と違い常時外にいられるのでマッシュも嬉しそうでした!
いつも家に残していくのは可哀想ですからね!
2. 誕生日での出来事
毎年我が家では誰かの誕生日になると好みのケーキを焼いて祝う習慣があるのですが、バースデーソングを歌った時のマッシュの行動がとても可愛かったのです!
バースデーソングを歌うとそれに合わせて一緒に吠えて祝ってくれました!
もちろん、マッシュの誕生日も家族全員で祝いました!
同伴OKの特別なレストランに行ったり、大好きなクッキーを焼いてあげたりしました!
3. コスプレ
スーパーマンやサンタコス・ハロウィンなど色んなコスプレ衣装を買って着せてみました!(マッシュ本人はどう思っていたかはわかりませんが・・。)
マッシュには何を着せても似合いましたね!!
4. 英語教室で看板犬になったこと
我が家では、母が英語教室を運営していて沢山の子ども達がやってきます。
マッシュも沢山の子ども達に可愛がられて看板犬となりました!!
沢山撫でられてマッシュも幸せそうでした!!
5. 帰宅時の出迎え
学校・旅行・イベント・会社・・・etc 、色んなところから家に帰ってきた時に必ずマッシュが出迎えてくれました・・!
"ワンワンワン!"
家中に鳴り響くマッシュの声はとても心地よいものでした!
そんなマッシュにこっちも全力で応えてたくさん撫でてあげました!
良い子にして家に残り番犬として守ってくれているのです。
やっぱりこういう時は、犬をたくさん褒めてあげましょうね!!
犬達は、飼い主に褒められることが何より嬉しいはずですから!!
ちょっと低いテーブルでご飯を食べていた時、ナンを丸ごと取られてしまったこともありました。
一見何にも興味ないように振る舞っているのですが、ちょっと目を離した隙にこれです笑。
大学受験・卒業論文・就職活動や大事なイベントなども一緒に乗り越えてきました。何も言わずにずっとそばにいてくれてたマッシュは紛れもなく立派な忠犬です。
老犬時代
10歳を超えてから散歩でも走ることが少なくなり老犬になってきたなと感じました。社会人になってからはマッシュと触れ合える時間も少なくなると思ったので、卒論が終わってからは多めに散歩に行ってあげることが多かったです! (散歩に行ってあげて本当に良かったなと思ってます。)
マッシュの老犬時代での大きなトピックは下記の2点です。
コロナ禍で変化した社会
ヘルニアの発症
階段で発生した起きた可愛いおねだり
最後に覚えた芸
1. コロナ禍で変化した社会
人間に多大な影響を及ぼした新型コロナウィルスですが、マッシュにも影響を与えました。影響と言ってもマッシュにとってはものすごくプラスの影響です!
IT企業に勤めていたので、テレワーク主体の勤務体系となり社会人として生活しながら、マッシュと一緒に毎朝散歩することも可能な生活となりました!!
大学生の時は、家族が家にいないことが多かったのでマッシュも寂しい思いをしていたと思います。(土日は部活で家にもほとんど居れませんでした。)
「なんかよく分かんないけど皆家にいるようになったぞ!」と思っていたと思います笑。でもだからこそ貴重な時間を長く過ごすことができました。
色々マイナスなことが起きましたが、コロナ禍も悪いことばかりではありませんでした。
コロナ禍に入ってブロックチェーン関連の新規事業立ち上げのプロジェクトに抜擢していただき、難しい技術調査や専門家とのMTGも多くなりハードでしたが、いつもそばでマッシュが見守ってくれていました!
時々吠えて困りましたが、振り向いたらいつも素敵な寝顔を見せてくれたので嫌なことを吹き飛ばしながら仕事をすることができました!!
マッシュには本当に感謝しても感謝し切れません!!!
2. ヘルニアの発症
コロナ禍になって間も無く、急に背中を曲げて震えが止まらなくなったことがありました。
次の日には、前足が動かなくなりうまく歩けなくなってしまいました・・。病院に行くとヘルニアだと告げられ、治る可能性は低いと告げられました。
ショックでしたが、コロナ禍でテレワーク主体となっていたこともあり、家族で面倒を見ることができました。その甲斐もあってか奇跡的に普段通り歩けるまでに回復しました!!!
もう車椅子生活になってしまうかもしれないとショックでしたが、以前のように散歩に行くことができるようになって本当によかったです!!
それからはマッシュとの散歩をより一層大事にするようになりました。
(いつ普通に歩けなくなるか分かりませんからね)
3. 階段で起きた可愛いおねだり
成犬時代の後半〜老犬時代にかけて、マッシュが階段で可愛いおねだりをするようになりました。
足腰が弱くなってしまったので階段を登るのが難しくなったことも関係あったのでしょうが、階段を登りたい時に大きく鼻息をして"上にあげてくれ"と人間を呼ぶようになりました。(下に行くときは大抵一緒だったので抱っこしていきました。)
また、階段を登りたいときだけではなく私の部屋に入りたい時に扉がしまって入れない時も階段で鼻息をして人間を呼び、扉を開けさせて入ってくることも増えました笑。
とても可愛いおねだりでした笑笑。
4. 最後に覚えた芸
10歳を超えてからは、新しい芸を覚えることはないと言われていましたが
新しく芸を覚えさせることができました!
その名も"ごろん"です!
お腹の横を撫でてお腹を見せるようにひっくり返るポーズにさせる芸です!
お腹を見せる芸は子犬の時に覚えてもらえなかったので諦めていたのですがまさか10歳を超えて覚えてくれるとは思わなかったです!
最後の1年
2022年の3月頃からマッシュが大量の水を飲んでお漏らしすることが増えました。当初は「年取ったんだね」などと考えていましたが、今思えばこれは腎臓病の兆候でした・・。
ご飯やおやつは元気に食べているし、散歩でも元気そうに歩いてしっかり排泄もできていたので、あと数年間は元気に生きてくれるはずだと思っていました。
10、11月頃になった時、体にできたおできの傷の治りが遅いことが気になりましたが、これも腎臓が悪くなってきていることが原因だったと思っています。
最後の1ヶ月
その時は、突然やってきました・・。
少し前から口臭とも体臭とも違う臭いがマッシュからしたのですが、その時はそれが"死臭"であることは全く分かりませんでした・・。
12月18日、食べたものを全て吐き出してしまい震えも止まらなくなったことから非常にまずいと思い、病院に駆け込みました。
血液検査の結果、腎臓の状態が悪いことを告げられ、ネットで調べてみると慢性腎不全や尿毒症といった言葉が出てきてマッシュの症状と酷似していることを確認しました。
マッシュからした異様な臭いは、この尿毒症が原因であることを始めて認識しましたが、すでに胃腸の具合も悪くなっており水や離乳食も受け付けない状態となっていました。
さらにこの状態になってしまうと、数日〜1ヶ月の間に亡くなってしまうことが多いこともわかりました・・・。1週間前まで元気だったので信じられなかったです・・。(マッシュ、気づいてあげられなくてごめんね・・。)
※ 人間のように人工透析することができないため、犬達にとってはそのまま症状が進行していくことになります。腎臓病は数年間時間をかけてゆっくりと進行する場合が多いとのことでほとんどの飼い主さんは気づかないそうです・・。
12月19日より、マッシュはほとんど寝たきりになってしまいました。
例年であれば賑やかな行事が多い時期ですが、我が家はそれとは正反対の状況でした。みんなでマッシュを囲むようにも寝て、元気になってくれるように祈りました。
ヘルニアからも奇跡の復活を遂げたマッシュでしたが、今度ばかりはそうはいきませんでした。
2022年12月23日、その日がマッシュと一緒に寝た最後の夜となりました。
この日は私の誕生日でもありました。
そばに寄ってきて背中をピッタリくっつけて寝てくれたり、横になってお腹を撫でさせてくれたりしました。私がお腹を撫でるのが好きなのを知っていたのでわざわざお腹を見せてくれたんです。
マッシュ、本当にありがとう!お前は本当に飼い主思いの犬だったよ!!
最後の散歩
マッシュが亡くなる日の午前中、家族で散歩に行くことにしました。
なぜだか分からないのですが、今行っておかないといけない気がしました。
マッシュは動けなかったので、抱っこしていきました。
コースは普段一緒に歩いたところを回りました。
散々マーキングしたお気に入りの電柱や草むらに顔を近づけてみましたが、あまり反応を示しませんでした。
その時になってようやく、マッシュの"死"が近づいていることを実感しました。頭では分かっていたつもりですが、いざその時になると涙が溢れて止まりませんでした。それでも一緒に散歩できたことは大きかったと思います。
家に帰ってきてからは、また寝たきりの状態がずっと続いていました。
最後の瞬間
2022年12月24日(土) 18:50分頃、それまでずっと寝たきりだったマッシュが突然起き上がり、体を乗り出してきました。
何かあったのかとすぐに駆け寄り、抱っこしてあげると下痢し始めました。
慌てて父・妹と一緒に対応していたとき、抱いていたマッシュの呼吸が止まってだらんと脱力していることに気づきました・・・。
最後に立ち上がって呼んでくれたのだと思います。
ソファに寝かし、家族全員で泣きながら最期のお別れを告げました。
その時、5日間一度も"ワン"と発さなかったマッシュが、頑張って何かを告げようと口を何度も開けてくれました。
最後の力を振り絞って、「ありがとう」と伝えようとしてくれていたと信じています。
多分、人生で一番泣いていたと思います・・。家族全員で撫でながら看取ってあげられたことは本当にマッシュにとって良かったと思います。
告別式は、クリスマスの夜に行うことにしました。
告別式までは、お花と写真を囲んでマッシュとの思い出を振り返りました。
告別式が迫り、最後の抱っこタイムを噛み締めました・・。
正直辛かったです・・。
火葬が終わって遺骨になって出てきた時、"二度と撫でてあげることができない"という現実を突きつけられてさらに大泣きしてしまいました。
あんなに泣き叫んだのは物心ついてから初めてだったと思います。
とても辛いですが、ここまで見届けることが飼い主となった者の責任であり義務だと思っているのでしっかり受け止めて乗り越えていきたいと思います。
マッシュが教えてくれたこと
マッシュは、大学受験や卒論・就職活動や大事なMTGなど人生の大きな転換ポイントとなる時にいつもそばにいて支えてくれました。
そんなマッシュは先に天国へ旅立ってしまいました。一緒に行ってあげられれば良いのですが、まだこの世でやるべきことがあるのでマッシュの生き様から教わったことをしっかり心に刻んで生きていきたいと思います。
マッシュは、大切な家族であり兄弟であり親友でありそしてかけがえの無い相棒でした。マッシュには、小中高大・若手社会人という人生で大切な時期を一緒に成長させてもらったことに感謝を伝えたいと思います。
Discordなどのコミュニティでは、マッシュと私の下の名前をくっつけて mashharuki(マッシュハルキ)のユーザー名で活動していますが、名前に恥じないように活動していきたいと思います!
最後にマッシュへ
犬が嫌いだった僕に犬と暮らすことがどれほど素晴らしいことか、犬生をかけて教えてくれたのがマッシュでした。これから僕は、マッシュと過ごした思い出・経験を糧に生きていこうと思います。何があっても(もし他の犬を飼うことになっても)マッシュのことは絶対に忘れないよ。
マッシュは、間違いなく最高の犬だよ!!!
マッシュの写真集 (トリミング屋さんありがとうございました!)
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