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知識ゼロから金融&保険のリテラシーの基礎を身につける話!!【概要+金融基礎知識編】
これまでブログ記事を何度も書いて来ましたが、内容がプログラミングなどIT関連の記事ばかりだったので、テーマを「金融・保険」に変えて投稿したいと思います。
※注意事項※
この先、金融と保険分野の基礎知識についてまとめた内容の他に自分のなりの考え方も少しずつコメントさせていただいております。これらはあくまでも個人的な主観に基づくものですのであらかじめご了承いただければと思います。
背景
2019年に金融庁の市場ワーキング・グループが発表した報告書の中で、老後30年間で約2,000万円もの資金が必要になると発表され、かなり問題になりましたよね・・。(ネット上でも不安や非難、困惑の声で溢れかえっていたと思います。)
その時、自分は社会人になってから間もなかったのでいまいちピンと来ていませんでした。これまで本気で金融と保険のリテラシーを身につけようと考えたことがなかったことやブロックチェーンの仕組みを学んでいく中で金融分野に対して興味が湧いたこと、つみたてNISAや確定拠出年金のことを調べ始めていたこともあり、頑張って色々調べてみることにしました!
今回調べたのは、資産形成をするためのつみたてNISAや確定拠出年金、基本的な金融・保険の知識などについてです!でも、ただ調べるだけだと勿体無いので、全4回に分けてアウトプットとして皆さんとも共有したいと考えています!!
※ 金融や保険については、全くのど素人のレベルから始めていますので間違
い等あればご指摘していただけると幸いです。
それでは全体の目次の紹介になります。
おさらいの意味も込めて基本的な内容からまとめてみました。
今回は「1. 金融分野の基礎知識編」となります。
目次
金融分野の基礎知識
保険分野の基礎知識
税金、年金関連の基礎知識
資産形成についての基礎知識
最後に
1. 金融分野の基礎知識
① 景気
まずは、景気について!!
この言葉やニュースやテレビでもよく使用されるので馴染み深いですよね。
改めて調べてみたところ、お金の流れのことつまり実態経済の動向を指す言葉となるそうです。
では、景気が良い、悪いとはどういうことなのか・・
こちらも改めて調べてみました。
景気が良い状態:
次のような状態になると景気が良いと判断されるみたいです。
企業が展開するモノやサービスの売れ行きが伸びる
労働者の賃金が増える = 消費が拡大する
たくさん消費するので税金もたくさん入る
景気が悪い状態:
次のような状態になると景気が悪いと判断されるみたいです。
モノやサービスが売れなくなる
労働者の賃金が減る or 上がらない = 消費が生まれにくくなる
税金も入らないので国が潤わない・・・
上記のような内容で考えると景気はやはりある程度は良い状態の方が良いですね!!昔はバブル経済なんて言われて良すぎる時代もありましたが、土地の値段が高騰したりして色々と問題が起きたのでほど良く好景気な状況を作り出すことが重要そうです!
景気が良くなり、賃金も増えれば物価が高くなっていきます。この状態をインフレと言います。なので、経済が成長してインフレになるということは至極あたり前のことであるといくつかの書籍にも載っていました。(これは良いインフレ) 問題なのは、賃金が増えていないのに物価だけが上がる悪いインフレでまさに今の日本がこれに苦しんでいると思います。(資本主義なので当然といえば当然ですが、世の中の人たちが魅力に感じるサービスを生み出したり、大谷選手のようなハンパない活躍をして希少価値を生み出している人達は、賃金が増えていると思います。)
逆にデフレは、物価が安くなり、賃金が減っている状態になります。賃金が低下するので人々の購買意欲が低下していまい、経済に流動性が生まれにくくなってしまう状況を招きかねないので、どちらかいえば良いインフレの状態であることが、経済的には好ましいようですね!
ちなみに、消費の動向を数値化して分析用の用いるデータを消費者動向指数というみたいです!詳しくは下のサイトで!!
② 株式
株式会社〇〇っていう社名はよく聞きますよね。。ここでは、その「株式」についてまとめていきます!
世界で初めて株式会社は、オランダの東インド会社だと言われています。
この会社は、香辛料を船で運んでいたのですが、船の運航で事故を一度でも起こしてしまうと莫大な損失が出ます。それは現代でも変わりませんよね。(経済的な問題だけでなく世間からもバッシングを受けたりするので社会的な信頼を失墜してしまう可能性もありますよね・・)
商船三井の大型コンテナ船折事故、韓国のセウォル号沈没事件、モーリシャス沖の貨物船の重油流出事故、どれも大きな影響が出ています。
そのため、昔は一度チャレンジに失敗すると再起がとても難しい世の中でした。これでは、ハイリターンが見込める事業であってもハイリスクすぎてしまっては怖くて実行に移せません。
何か良い方法はないか・・・
そこで考案されたのが、株式を用いた資金調達だったということです!!
一人一人が出資する金額は小さくても大勢でお金を払うことで会社を成長させる資金源を用意する。これが株式会社の基本となります。また、お金を出した人は「株主」となります。
会社の株を買い、株主となれば会社の経営に口を出せるようになります!!
東芝では、分社化などをめぐって株主と話しあったりしていますよね!(あまりうまく行ってはいなさそうですが・・・)
会社の経営状態や方針を株主に説明する場として1年に 1回、「株主総会」というもの行われます!
また、株主は経営に口を出せるようになるだけでなく、利益が出たらその一部を還元してもらうことにもなっています!この時にもらうお金は、「配当金」と呼ばれます!
ちなみに、日経平均株価とは日本の株式市場の代表的な株価指数の一つになります。つみたてNISAなどのセクションで、S&P500という言葉についてもまとめるのですが、こちらは、アメリカの株式市場の代表的な株価指数となります!
③ 外国為替
次に外国為替についてです!
外国為替についてまとめる前に「為替」についても触れたいと思います!
ウィキペディアなどで調べると次のように定義されています。
為替は、為替手形や小切手、郵便為替、銀行振込など、現金以外の方法によって、金銭を決済する方法の総称である。
つまり、現金を直接運んだりすると盗難などのリスクがあるのでそれを防ぐ目的で生まれたものということですね!
今は、インターネットバンキングなどの技術が発展してきたので、実物の為替を使う場面は減ってきていますが、銀行振込や口座振替なども為替取引の一種となっているようです!(全然知りませんでした・・)
ちなみに、国内で行われる為替取引を内国為替と呼ぶようです。
では、外国為替とは何か??上での説明でなんとなく察しがついている方もいると思いますが、まとめていきます。
内国為替に対して、国境を超えて異なる通貨で行われる為替取引を外国為替と呼びます。外国為替を利用して金銭のやり取りが行われるものとして次の
ようなものがあります。
商品の輸出入
企業の海外進出
海外不動産への投資
国際的な取引
外国為替を行うためにはまず通貨の交換を行う必要がありますが、この通貨を交換するための市場を「外国為替市場」と言います!また、通貨を交換する際の比率のことを「為替レート」と呼びます!
これは、次の円高・円安のセクションでも出てきます!
④ 円高・円安
前項でまとめた為替市場では、円の価値が毎日変化しています。
この変化に伴い、円の価値がドルに比べて安くなるか高くなるかで円安・円高になるかが決まります。
簡単にまとめると次のような状態になっていることを指します。
円高:
ドルを円に変えたい人が増えて、円の価値が高くなっている = 日本の価値が高くなっている状態。海外旅行をする場合は、円高の方が安くなるので良いですね!
円安:
円をドルに変えたい人が増えている状態で、円の価値が安くなっている = 日本の価値が低くなっている状態。つまり、円がたくさん売られている状態です。 今は、 1ドル129円などになっていますが、このまま150円などになっていけばそれだけ円が売られている状態になってしまうということですね。。
⑤ 信用取引
3つ前のセクションで株式の話をまとめました。出資者は株を購入することで株主になれますが、このとき株の取引については証券会社を通して行います。通常は、証券会社に預けたお金の範囲内で取引をするのですが、証券会社からお金を借りて株式投資することを「信用取引」と言います!
お金を借りたい時は証券会社に委託保証金を預ける必要がありますが、この保証金の3倍のお金までを借りて株式投資することができます。これでもしも大きな利益を生むことに成功すればその分だけ得をします!このように手元にある以上のお金を動かし、利益を狙って運用することを「レバレッジ」と言います!(もちろん損することもあります。)
利益が出れば良いですが、お金を借りる以上は慎重にいきたいですね・・
⑥ 金利
前項でお金の貸し借りのことが出てきたので、次は金利についてまとめていきたいと思います!よく中高年以上の大人から「低金利になっちゃったな〜」なんて言葉をよく聞きますが、これってどういうことなのでしょうか??(バブルの時に生まれていなかったので、全然わかりません笑)
まず、金利ですが貸し借りされるお金(お金)に対して、お金の借り賃として借りた側が支払わなければならないお金(利息)の割合が「金利」となります!
今の銀行は超低金利と言われているということは、銀行にお金を預けていても利息としてもらえるお金が雀の涙ほどにしかならないということですね!
政府が「貯蓄から資産形成へ」というスローガンを掲げて始めた理由もなんとなく分かります・・・。だからこそ、金融リテラシーを身につけて資産形成を実践していくことが多くの老後資金を作り出す上で重要になってくるわけですね!(私たちの世代では「年金?なにそれ?」ということになっている可能性がもあるわけですし・・・)
少し脱線しますが、日本は世界でも突出して預金での貯蓄割合が高いそうです!(アメリカと比較すると一目瞭然!)
アメリカでは、金融教育がしっかりと確立されているので子供のうちから株を購入してみるなんてことは当たり前のように行われているみたいですね!
子供の頃からも投資について頭に入れながら金融知識を学習していけば、日本でも意識改革が進むのでは無いでしょうか??
⑦ 債権
これも良く聞くと思いますのでまとめていきます。
投資先などに挙げられる債権ですが、これは国や地方自治体、企業などが投資家などからお金を借りた時に発行する有価証券(株式・債券・手形・小切手などを指す言葉)です。この内、国が発行するものを国債と言います!投資家(私達)が国にお金を貸した証になるということですね!
投資家は債権を保有している間、定期的に利子を受け取れて、満期後には元金が返ってくる仕組みになっています。国が発行しているだけあって元本は保証されているし最低限の利子も保証されているローリスク・ローリターンの金融商品ですね!
投資信託などについては、第4章で詳しくまとめる予定です!
今回はここまでになります。次回は、保険分野の基礎知識編となります。ここまで読んでいただきありがとうございました!!