短歌九首 水と光の週末
透明に一番近い色はなに?微笑む君と答え合わせを
透明も深みを知れば闇色で わたしはここよ深海の星
赤だけは血液の方が光より美しいって君は泣いてる
天国の色をつけたの?パリは夜 あなたに必要だったのは友
パラダイスandランチでピクニック 六畳一間で白昼夢を駆る
素直さは色でも形でもなくてただ春雨の中を走った
愛の深い生きものだった僕らまだ 別れ間際もおどけて見せて
禁断の果実の芯を眺めてるエンドロールは灰色の星
レーテーの水が売ってるコンビニでやんごとなき毎日を買う
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