心象風景
心象風景。
インドで、犬と遊んでた時のこと。
真ん中には、ゴールデンレトリバーみたいな大型犬が1匹。
周囲には、チワワみたいな小型犬が何匹か。
そしてそれを近くで見てる俺。
なるほどね、これは俺がいて成立する景色なんだな。
チワワみたいな小型犬が、キャンキャン吠えながら真ん中の大型犬の周りで遊んでる。
で、走り回って興奮したのか、大型犬にふざけて噛み付いたりしてる。
でも別に、大型犬はそれを見て、まあいいか、みたいな感じで噛むに任せて横になってる。
シーン転換。
真ん中の犬が、俺を上に乗せて運んでくれてる。
俺は楽しいし、犬もなんか嬉しそう。
でね。
真ん中の犬に、俺はなりたい。
小型犬に対する受容と諦めとか。
あるいは、行きたいところがある俺を運ぶとか。
そういうのは、今の俺の性格にそっくりだよなと。
やっぱり、心に残る風景は、俺の内面の、あるいは俺って人間の象徴なんだなって。