イベントをやって、1ミリも楽しくなくて、でもこれが正しいと思う
要約
俺が何をするべきなのかを決めるのは、俺ではなく他人。
そして、俺がやったことの価値を測り、存続させるかを決めるのも他人。
俺がやるべきことを決めるのは他人だし、そのやったことの価値を決めるのも他人。
でも、それが、人の役に立つ、ってことだと思う。
俺がどれだけそれを好きかとか、頑張ったかとか、楽しいかとか、そんなもんは、一切考慮されない。
顧客にとって価値がなかったら、それは消滅する。
存続する機会はもらえない。
そんな、最初も終わりも、人が決める世界が、人の役に立つ、ということ。人の課題を解決する、ということ。
すごく厳しいよな。
でも。
でもやっぱり俺は、人の役に立ちたい、と思うんだろうな。
困ってるって言ってる人と関わって、その人に対して、俺はどうやったら役に立てるか、って考えて手を動かす。
で、それをその人に出して、本当にこれで価値があるのか、ってことをその人の本心から評価される、ってのは怖いことで。
もしかしたら、もう次のチャンスがもらえないのかもしれないけど。
それでも、俺はやっぱ、それが好きだと思うんだよな。
困ってる、って人に対して、どうやって助けるか。
それを考えて、自分で手を動かすのが、好きなんだよな。
だから、実際に顧客に出すのは、怖いし、楽しくないし。
でもそれがないと、終わらないからな。
メモ
今日やって思ったのは、俺が何をやりたいかってのは、俺が決めることじゃないんだな、ということ。
イベントをやって、楽しかったか?
楽しくなかった。
それよりも、これで本当に価値を提供できているのか、というところが、俺はずっと不安だった。
実際に、もっと改善すべきところはあって、別に、楽しい、ってわけではなかった。
ただし、実際にやってみて、アンケートを取って、もう一回これを開いてほしい、と言っている人がいた。
でそれを見て、ああじゃあよかったか、と思った。
結局は、俺がしたいことってたいしてなくて。
人のために頑張ろう、と思ってその世界に踏み込んだ時に、それはもう、俺が楽しいかどうか、って関係ないのよな。
顧客が価値を決める。
俺が楽しいか、とか、そういうのはどうでもいい。
顧客のためになったか、顧客が価値を感じたか。
それだけの世界でしかない。
俺が何をやりたいか、とか、そういうことじゃないんだよ。
まず、その衝撃を一回受け止めよう。
俺が好きにやりました、それでよかったです、というのは、仕事ではない。
それで、顧客に価値が出るならいいと思うけどね。
ただし、それは、俺が好きにやったから顧客に価値が出た、という因果が必ず働くわけじゃない。
そして重要なのは、顧客が価値があると判断するかどうか、である。
俺が楽しいか、とかって、すごくどうでもいい。
そこのところはあるよな。
じゃあ何が楽しいんだろう、って話にはなるが。
顧客のためになる、と思って準備したり、考えるのは楽しいよ。作業も楽しいよ。
だけど、それがいざ顧客の役に立つのか、ってところに直面するのは、やっぱ苦しいことだよな。
俺が楽しい、とか、そういうのは一切ない。
顧客が価値を感じるか。
感じないなら、それは消滅するだけだから。俺にチャンスが回ってこなくなるから。
楽しい時間が消滅するわけだから。
誰かのためにやらなきゃいけない。それはそう。
そして、最後に価値を決めるのは、存続できるかを決めるのは、顧客である。
俺がどれだけ好きだとか、楽しいとか、やりたいとか、そういうことは関係ない。
そういう世界だよ。
だけど、その過程で、やっぱり楽しいし好きなんだろうな。
顧客のために何かをする、ってことが。
その価値が最後に測られる、ってのは苦しいし怖いことだし、もっとできた、って恐怖もあるけど。
でも、やっぱ好きなんだろうな。
困ってるって言ってる人のために何かをする、ってことが。
あと、やっぱ、行動すると学びがはええな。
実際にやってみて、俺はどう感じるんだろう、ってのを知るのが、最も早く学べる。
イベントやってみて、まさか一ミリも楽しくないとは思わなかったな。
でも、それでいいと思うんだよな。
もし俺が楽しくて満足してたら、それは、顧客のためにやってることにはならないから。
今日のクオリティで満足なんてありえないし、それで満足してるなら、俺は完全に、顧客じゃなくて、自分の楽しさだけを考えてる、ってことだ。
今日全然楽しくなくて、怖くてストレスで。
でもそれは、いいことだと思う。
顧客を向いてるってことだから。
そっちの方向性で、もっと進化していけるんだと思うんだよな。
俺が好きなのは、プロセスなんだよな。
顧客がこれを困ってる、だからこうしたらいいんじゃないか、って考えて、それを実際に手を動かして実行する。
そしてそこには、期限が必要。
いつまでに、って期限が必要である。
だから、それを設定する。
その日に、顧客が俺のやったことの価値を判断する。
それは、全然楽しくないよ。
もっとこうできた、あれをやっとけばよかった、顧客が価値を感じているだろうか、こんなんじゃダメだった。
そんなことばっかり思うから、楽しくないよ。一ミリも楽しくない。
だけどそれでも、俺はまたやるだろうな。
顧客が困ってるって言ってることを、俺は解決したいんだよね。
そのプロセス以上に楽しいものがないんだよね。
だから、顧客の負を俺は解決したい。
違うか。
顧客の負を解決するプロセスが、俺は好きだ。
だね。
でもそれは結果として、顧客の負を解決することになると思うんだよな。
顧客の負を解決することが好きなら、顧客の負を解決していくだろうから。
顧客の負を解決するために努力するだろうから。
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